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数値
数値を指定した桁数の表記にする
数値を指定した桁数の表記に整える方法について解説します。
この記事のポイント
- 数値の前に「0」を加えて桁数の表記を揃える
- 表記を調整した数値の方は文字列(String)になる
指定した桁数(文字数)に調整する
数値を指定した桁数(文字数)の表記にするときはpadStartメソッドを使います。
このメソッドは第1パラメータに文字数、第2パラメータに加える文字を指定します。
以下の例では変数number1〜number4に入っている数値に対して、padStartメソッドで指定した桁数になるよう調整してconsole.logメソッドで出力します。
JavaScript コード例
let number1 = 1;
let number2 = 301;
let number3 = 15550;
let number4 = 220001;
console.log(number1.toString().padStart( 5, '0')); // '00001'
console.log(number2.toString().padStart( 5, '0')); // '00301'
console.log(number3.toString().padStart( 5, '0')); // '15550'
console.log(number4.toString().padStart( 5, '0')); // '220001'
padStartメソッドはStringオブジェクトのメソッドなので、実行する前にtoStringメソッドで文字列に変換します。
また、変数number3とnumber4のようにすでに桁数(文字数)が達しているときは特に何もせず、そのまま戻り値になります。
浮動小数点数に対しても同じように実行することができますが、小数点も1文字にカウントして調整をします。
JavaScript コード例
let number1 = 0.1;
let number2 = 0.09;
console.log(number1.toString().padStart( 5, '0')); // '000.1'
console.log(number2.toString().padStart( 5, '0')); // '00.09'
負の数に対しては一度文字列に変換する性質上、そのまま実行するとうまくいきません。
JavaScript コード例
let number1 = -1;
let number2 = -100;
console.log(number1.toString().padStart( 5, '0')); // '000-1'
console.log(number2.toString().padStart( 5, '0')); // '0-100'
そのため、負の値についてはMath.absメソッドで絶対値を取得した上でpadStartメソッドを実行することで意図した値に整形することができます。
JavaScript コード例
let number1 = -1;
let number2 = -100;
// Math.absメソッドで絶対値を取得する
number1 = Math.abs(number1);
number2 = Math.abs(number2);
console.log('-' + number1.toString().padStart( 5, '0')); // '-00001'
console.log('-' + number2.toString().padStart( 5, '0')); // '-00100'
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