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日本の観光産業について

日本の観光産業について

6月20日、J-WAVE「SMBC EARTH TALK」の公開収録を見学してきました。お話しを聞いて、考えたことをまとめます。

目次

イベント概要

6月20日(月)、1人の見学者として参加させていただいた「SMBC EARTH TALK」の公開収録。ナビゲーターである竹村真一(たけむら しんいち)さんと、星野リゾート代表の星野佳路(ほしの よしはる)さんによる対談でした。テーマは「日本の観光産業について」。その対談を聞いている中で、個人的には2つのことが印象に残りました。

  • 国内で旅行する人が減っている
  • 世界的に見て、日本は一番行きたい国ではない

今回は、この2点について自分なりの考えを書いていきたいと思います。

国内で旅行する人が減っている

これは衝撃でした。最近は訪日外国人(いわゆるインバウンド)の数が伸びているって話しはよく見かけるじゃないですか。それ自体は事実なのですが、実は訪日外国人の数以上に、日本人による国内旅行は減っているようです。ということは、観光産業をトータルで見ると衰退している傾向になります。驚きませんか?

でも言われてみると、身の回りの人はまとまった休みが取りづらいようで、旅行は年に1・2回ぐらい行ければ…という話しはよく聞きます。ゴールデンウィークとか、お盆休みとか、シルバーウィークとか。そういう状況を冷静に考えてみると、これはたしかに旅行へ行きたくても行きづらいだろうなって思うんです。

例えば、最近はマシになっているのかもしれませんが、日本の会社って連休取りづらいじゃないですか。なんか連休とって旅行いきます!とか非難が来そうな。そうでない会社もあるとは思いますが。

さらに、連休の時期は多くの人が重なっていますよね。多くの人と連休が被るってことは、どこへ行っても混んでいるし、料金も高くなってしまう。これだと億劫だし、なんか行かなくていいやってなると思うんです。

ここまで考えてみると、制度的な話しが1つの解決策なのかもしれません。個人が好きなタイミングで休みをしっかり取れるシステム。ここが整っていればハイシーズンを避けられるので、旅行に行く人も増えるのではないでしょうか。

世界的に見て、日本は一番行きたい国ではない

星野さんはお話しの中で「日本の観光分野は、魅力をまだまだ磨いていく必要がある。」と指摘されていました。

この話しを聞きながら、ふとアメリカの友達について考えていました。僕の知ってるアメリカ人は結構ポケモン好きな人が多いんですよ。ワンピースとかも。そんな友達の中に「絶対に日本に行く!」て言ってくれてるやつがいるんですけど、彼が最近どこへ旅行に行ったかと聞いたらスイス!全く日本じゃない。アジアですらない(笑)。

そのことを思い出して、やっぱり日本って「行ってみたい国」ではあるけど、「今1番行きたい国」ではないんだなーと妙な納得感。決定力不足というか、世界全体の中の観光地として見ると際立ってはいないようです。

そういう僕自身は日本大好きです。先週は北海道へ行って札幌、小樽、積丹、旭川と周って自然を満喫しました。ご飯も定番のうに、いくらはもちろんのこと、ジンギスカンも、ソウルフードであるスープカレーも最高に美味しかった!(詳細は別途レポートとして公開します)

行ってみて満足度は非常に高かったのですが、この良さを海外の人々に伝えるってことが本当に難しい。世界にも素晴らしい観光地がたくさんあるじゃないですか。スイスの「サン・モリッツ」は緑と湖が最高に綺麗だし、香港のマカオの煌びやかさも、アメリカのグランドサークルの壮大さも、どれも本当に素晴らしい。このどれもがライバルな訳です。その中で、あえて「北海道」を選んで来てもらう理由はなんなのか。僕はここがハッキリと思い浮かびません。

しかし、魅力があることは事実じゃないですか。来てくれさえすれば、満足してもらえることには自信がある。なので、2020年のオリンピックがそのきっかけになったら嬉しいな…と考えるのでした。なので個人的には、訪日外国人が本格的に増えるタイミングは2020年以降だと予想しています。楽観的過ぎますかね。

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