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WEB制作

webクリエーターとしての道 vol.4

webクリエーターとしての道 vol.4

前回の「起業時代」に引き続き「再就職時代」をお届けします。今回は、再就職した2012年10月以降のお話。

目次

再就職時代

前回のレポートでは制作を1から学びなおすために、新しい会社へ再就職する運びとなりました。2012年秋のことです。

新しい制作会社では、主にサーバーサイド担当PHPプログラマーとして入社しました。ただ、今回の再就職に対する意向として「1から制作を学びなおす」ことがあり会社へも伝えていたため、サーバーサイドに拘らずに企画からデザイン、HTMLコーディングと全般的に携わらせていただくことに。サーバーサイドでは主にWordPressやMovableTypeなどのCMS周り、PHPフレームワーク(Codeigniter、CakePHP)を使った実装を行っていました。

着実に変化するWeb周りのトレンド

プロとしてweb制作に携わるようになって数年が経ち、デザインや関連技術における移り変わりを体験します。大きな流れで言えば、僕が社会人になったタイミングでは携帯電話が「ガラケー」から「スマホ」へ移り変わっていく真っ只中。なので、1つのwebサイトを作るにしてもパソコン向け、ガラケー向け、スマホ向けと3タイプ作る必要があったんです。ところが、最近はガラケー向けを作らなくなっており、レスポンシブサイト(同じHTMLで様々な端末に対応すること)が増え、制作にかかる手間は大幅に減っています。

ブラウザについても大きく変化があり、2010年はMicrosoft社のInternetExploere(以下、」IE)の利用者シェアがまだまだ優勢だった時期でした。最新のFirefoxやGoogleChromeがガンガンリリースされていく中で、IE6・IE7へも表示を崩さずに対応しなければならないのは想像以上に難しいんです。一方、現在はIE8までのブラウザはMicrosoft社の公式サポートが終了したため、実質的にIE9以降から対応すればOKに。おかげで各ブラウザの表示の違いが減る結果となり、HTMLコーディングの手間が大幅に減りました。

要約すると、端末やブラウザの多様性に対応しなければならなかった時代から、画面サイズ・解像度の多様性に対応する時代へとシフトしたことになります。

PHPについても同じように変化がありました。言語自体のバージョンアップに合わせ、開発効率を上げるための「フレームワーク」も選択肢が増えていきます。2010年はSymfony、CakePHP、ZendFrameworkが3大メジャーフレームワークでしたが、2012年にはZendFramework2、Codeigniter、Laravelなどが出てきます。これまでメジャーだった3大フレームワークも言語に合わせてアップデートされ、扱いやすさ・技術的トレンド・セキュリティと改善されてきました。他の言語においても同じような変化は起きているはず。

一番の学びが多かったのはサーバーサイド

この時期は制作全般に携わることができましたが、中でもメインであるCMS周り、PHPフレームワークについて勉強できたことが大きかったように思います。

CMS

会社にWordPress/MovableTypeの本を書いていた方がいたため、CMSについては本当に学びが多かったと思います。プラグインの作り方、管理画面の拡張方法、人気投票などの独自システム実装など、自分が思っていたよりもCMSはカスタマイズ次第で可能性を広げられることに気がつきました。もはやPHPフレームワークに匹敵するのでは、と感じたぐらい。それぐらい自由に色々なことができちゃいます。

CMSは元々の機能のおかげでWebサイトのメンテナンスを効率化できますが、結構CMSの特徴を知ってる度合いで効率化できる幅が異なります。WordPressに置いて具体的な例で言うと、「カスタム投稿」や「マルチサイト」といった標準では有効になっていない機能があります。これをうまく使えると、「投稿」のカテゴライズが分かりやすくなって管理を簡潔にできたり、Webサイト上の表示においてもカテゴリーごとの設定ができたりと便利な仕組みになっています。これらの機能を付け焼刃で実装すると逆に効率が悪くなったり、変な癖が出てしまうことも少なくありません。そのため、この辺りを実践を通じて学ぶことが出来たのは良い経験となりました。

PHPフレームワーク

フレームワークについては、元々動いていた古いシステムから、PHPをバージョンアップして新しいフレームワークに乗せることをやっていました。システムのリニューアルですね。そのためサーバー周りの作業も多く、サーバー移管したり、Webサーバーの更新や設定変更、SSLの導入、PHPのバージョンアップをしたり。元々Linuxのコマンドを打つことは苦手ではなかったのですが、実践でできたことが自信に繋がったように思います。

フレームワーク自体についても、実はCodeigniterの扱いは初めてでしたが、他のフレームワークでMVCを理解していたことが助けになりました。細かい構造は異なりますが、フレームワークのアウトライン的な考え方は共通している部分も多いです。

後にLaravelを触ることになりますが、やはり共通する考え方は多かったです。「この機能はZendFrameworkにあったけど、Laravelにもあるかな?」といった見方ができることで、フレームワークの違いや共通点を効率良く吸収できました。

勉強を進めていたJavaScript

サーバーサイドが充実していく一方で、逆に減ったのがJavaScriptによるフロントエンドの実装でした。こちらは僕以外にフロントエンドのプロフェッショナルなメンバーがいたためです。この時期はHTML5とJavaScriptの組み合わせが盛り上がって来た頃で、個人的にはCanvasの実装に注力していました。残念ながら実践投入はありませんでしたが、ブラウザを更新すればすぐに描画されるJavaScriptはやはり楽しいです。

Canvasのプログラミングにおいて参考にした書籍は、「HTML Canvas」。完全にオライリー信者でした。

HTML5 Canvasの冊子イメージ

個人事業主へ

様々な案件に携わらせていただきつつも、日々の中で徐々に個人事業主としてやっていきたい気持ちが募っていきます。居心地は非常に良かったのですが、自分が持つWeb制作に対するスタンスが会社のメンバーとずれていたかもしれません。違和感を感じていたというか。そのため、このままいてもズルズル惰性になってしまうと思い、2013年いっぱいで退社する運びとなります。

vol.5へ続く

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