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「逃げ恥」効果で専業主婦は増えるのか
昨年大ブームした「逃げ恥」こと、「逃げるは恥だが役に立つ」。このドラマを観ていた周りの男女の反応が面白かったので、今回はそのことについて。
「恋ダンス」が社会現象になった逃げ恥。
番組の主題歌「恋」に合わせた「恋ダンス」が大きな社会現象となり、ガッキーこと新垣結衣が可愛すぎると話題になった「逃げ恥」。星野源の人気も急上昇でしたね。星野源が演じる平匡(ひらまさ)と同じエンジニアということで、恩恵があるに違いないと思いきや全くありませんでした。現実は厳しい。
ヒロイン・森山みくり(新垣結衣)が、独身のエンジニア・津崎平匡(星野源)の家へ家事代行として働き始めるところから始まって、徐々に2人はお互いに恋愛感情を抱き接近していくが、不器用な性格や周りの影響で中々進展しない。そのもどかしさも含め、現代のリアルな男女の恋愛感情が描かれていて、多くの人の共感を得たドラマだったと思います。
このドラマで面白いなーと思ったポイントの1つが、平匡が家事を「仕事」として細かく時給換算していたところ。弁護士が出てくるような他のドラマでも同じような計算をするシーンがあった気がするけど、このドラマはお互いを尊重し、関係を深めていく意味で具体的な金額に換算しているところがリアル。
最近は薄くなってきたようにも思いますが、主婦が家事を多くやってくれるのが当たり前のようになっている人(特に専業主婦をやっている方、家族の方)にとっては、改めて家事を立派な仕事として捉え直す機会にもなったのではないでしょうか。
専業主婦の方にとっては、家事という仕事を夫に再認識してもらうきっかけにもなった側面がありました。
そういった部分があったためか、僕の周りの未婚女性で専業主婦になりたい方が増えました。もともと結婚したらお家に入りたいという方は多かったのですが、「専業主婦になる」というワードをよく耳にするようになった。
一方で男性はどうかというと、逃げ恥効果は全くなく「共働きがいい」派が多数。理由は「家族以外で社会との接点を持っていてほしい」というもの。確かに。
男女間の結婚後に描いている生活感にはギャップがあるなーと感じる次第です。ちなみに自分も共働きを推奨派。
そこで、実際に専業主婦と共働きってどのぐらいの割合かを調べて見つけたのがこちら。
平成3年(1991年)を境に専業主婦より共働き世帯の方が多くなり、その後も共働きの世帯が増えていることが分かります。想像より共働き世帯が多くて驚き。
あくまで僕の周りに限ってですが、男性が望んでいる共働き世帯の方が多いようです。
20代、30代の手取り収入が減っているという背景もあり、結婚後は現実的な共働きを選択している世帯が多いということかもしれません。今は。
しかし今後、もしかしたらこの流れに変化が出てくるかも、と思いました。平成28年以降のデータが出るのはまだ3年ぐらい先だと思いますが、また調べてみたいと思います。