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タバコが1000円に値上げする話しについて思うこと

年々値段の上がっているタバコ。しかし最近、2020年の東京オリンピックに向けた受動喫煙対策を理由に、1000円へ値上げされる話しをよく耳にするようになりました。今回はそのことについて思うこと。

目次

自分とタバコについて

最初に自分の立場を表明しておくとタバコは嫌いです

今までに1本足りとも吸ったことないし、タバコ好きな人が吸っているときは、できれば近づきたくない。吸っているのがカッコいいとかも思ったことがない。

でも吸っている人に対して嫌なイメージを持っているわけではなく、あくまで「好きなら吸えば?」というスタンス。身内で吸っている人もそこそこいます。

最近は喫煙所が設けられていて、吸いたい人はそこで、という住み分けもされてきているので、日常で喫煙者に対してストレスを感じることはほとんどなくなりました。

まあ、たまに歩きタバコ吸っている人がいるとストレスですけどね。でもそういう自分勝手な人って少数派だと思うし、タバコ以前にマナーを守れるかどうかの問題。

1000円て正気!?

そんな自分には直接関係なさそうな話しではありますが、最近タバコが1000円になるという噂をよく耳にします。テレビでもラジオでも、SNSでも。これはなんというか、血も涙もない増税という印象。

この話しの発端は、世界的にみて日本の受動喫煙対策のレベルが低いことにあるようです。「受動喫煙」とは副流煙や呼出煙(喫煙者が吐き出す煙)による周囲の間接喫煙、二次喫煙のことを指します。

WHO(World Health Organization)という世界保健機関がこの受動喫煙を減らす勧告を行っていて、今までは世界的にレベルの低かった日本でも、2020年の東京オリンピックに向けて受動喫煙対策を強化する必要が出てきた。その一環として、タバコの値段が現在の倍以上に当たる1,000円という価格なんだそうな。

WHO公式サイト(英語)

現在の価格が大体ですけど、400円とかなわけですから、1,000円になった場合は税金の割合ってかなり大きくなります。それが一般人の嗜好品に対して課せられるのは酷い。

現在のタバコの価格はJTの「たばこ商品」ページからざっくり分かります。
たばこ商品 – JT

喫煙所という決められた場所で吸ったり、喫煙の影響による医療費は全額自己負担となっているのであれば、喫煙するかどうかは自己責任。それでも吸いたい人は吸えばいいし、吸わない人からしても特に問題もないように思うんですよね。

タバコはあくまで嗜好品なので、お酒飲むとか、缶コーヒー好きで飲むのと同じじゃないかな。もちろん喫煙推奨派ではないので、身内に喫煙者がいれば、できたら禁煙して健康でいてほしいという気持ちもあります。でも本人が吸いたいなら、その人の裁量で吸えばいいと思う。

要はフェアかどうか

本当にその値上げ(増税)が妥当なのか?という話し。

税金が足りないなら増税はやむを得ないかもしれない。でも、最近話題になっているオリンピック会場の建設費が高額過ぎる問題のように、税金の使い方の方を見直す方が先な気がしているのは僕だけでしょうか。どうも税金は集めれば青天井に使えるもの、みたいに扱われている気がする。

10%になるはずだった消費税はアベノミクスによる効果がイマイチで延期になり、その矛先が分かりやすいタバコに向かった。そんな印象。

話しが広がってしまいますが、根本的には集めた税金の使い方に尽きると思います。

最後に念のため書いておくと、自分は喫煙者でもなければ、喫煙者を擁護したいわけでもありません。ただ、値上げが度を過ぎている気がする。

今後は自動車関連の増税もあるだろうし、珈琲とか別の嗜好品に対しても新しく税金が設定されるかもしれません。そうなったら仕方ないのですが、全体のバランスを見て課税してほしいと、切に思うのでした。

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