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てるみくらぶの破産騒動から学んだ教訓

突然の破産申請を発表し、旅行中の人々がトラブルを被りまくっている「てるみくらぶ」。ホテルや航空券の未払いが多数発覚し、すでに渡航先の人々が「自前」で解決しなければならないという、あまりにも悲惨な事態に。今回はこの1件から学んだことについて。

無責任すぎる破産騒動

今回の破産騒動はあまりにも酷い。旅先でホテルや航空会社で「予約されてない」、「支払いが済んでいない」と突然言われた時の衝撃を思うと本当に胸が痛いです。

英語をはじめ、現地の言葉が堪能であれば対処のしようもあるかもしれませんが、自信がない場合は絶望しかない。「どうしたらいいの?」という状態のはず。自腹で正規運賃を支払うのは予約した当初の数倍の金額になるはず。それでも「自分で対応してもらうしかない」という会社側の言葉は非人道的過ぎる。当事者でない自分でも怒りを覚えました。

推計ですが、4月7日現在もまだ400人近い方が帰国されていないとか。
てるみくらぶで渡航、海外にまだ約400人 国交省推計 – 朝日新聞デジタル

この一件で改めて痛感する教訓は、「他よりも圧倒的に安いものは品質を疑え。リスクが高い」です。

安すぎるツアーは疑え

今回の一件は「安物買いの銭失い」の典型例。「旅行」のようなツアーは物理的な形ある物ではなく体験でしかないため、余計に厄介でした。「同じものなら価格は安いほうが良い」ということは同意できますが、ツアーとなるとホテルや航空券などがパックになっているため内訳が非常に分かりづらい。

しかし他と比較してあまりにも安い場合は、やはり疑った方が良いということでしょう。ツアーについては「H.I.S」が老舗で信用もできるため、まずはこちらでツアー検索して相場感を掴んでおくことが最低限やっておくべきこと。H.I.Sは十分安いというのが僕の個人的な感覚ですが、ここで「大体このぐらいかかるんだな」という感覚を掴んで他と比較するのであれば、過度に安いところを避けることも可能です。

繰り返しになりますが、「旅行」については決まった金額がないため分かりづらい。ホテルも「寝れればOK」という方も多いでしょうし、あまり高いハードルを求めない場合は価格がとにかく安い方が現地で美味しいものを食べたり、お土産の足しにすることもできます。この感覚は物凄く分かる。それでもやはり、最低限の限度というものがあるということでしょう。

ホテルと航空券それぞれの価格を調べる

より詳しく相場観を知りたいのであれば、「エクスペディア」などの旅行予約サイトでホテルと航空券を検索してみることをオススメ。それぞれの最低値を調べて合算すれば、行きたい場所へ滞在するための費用が分かります。この金額とツアーの料金を比較しましょう。

ツアーは団体で、かつ航空券とホテルをセットで申し込んでいるので割引が効いていることもありますが、自分たちでホテルと航空券を予約した時の値段が分かっていればまともに判断できるはず。度の過ぎた低料金は危険。

ちなみに、航空会社も安いところと高いところがあります。国内でもANAやJALのような普通の航空会社と、LCC(ローコストキャリア)がありますよね。それは海外でもあります。「現地に着ければ何でも良い。安い方が良い」という考え方は分かりますが、ここもやはり安い航空会社はリスクを孕んでいると理解しておくべきでしょう。コストが安いということは、それだけ削っている何かがあります。

航空会社の事情を詳しく知りたい方は、元JAL機長のベテランパイロットである杉江 弘さんが書かれた「乗ってはいけない航空会社」を一読してみてください。航空会社を「安全基準」で選ぶことの大切さが分かります。

旅行にトラブルはつきものですが、今回のトラブルはあまりにも例外。被害にあわれた方全員が、無事日本へ帰国されることを切に祈ります。

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