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インプット
改めて「ガンダム」シリーズを観てみた
国民的な知名度を誇る「ガンダム」。名前自体は知っていたけどアニメをしっかり観たことがないことに気づき、Netflixで配信されていたので観てみました。
ガンダムシリーズの時系列を整理する
自分にとってのガンダムとの出会いは中学2年生の時にプレイした、PS2のゲーム「機動戦士ガンダム」でした。PS2のリアルな映像、そして精密に描かれたガンダムなどのモビルスーツ(人型兵器のことです)に衝撃を受け、ひたすら夢中になりました。僕はこの時の衝撃を忘れない。
こちらのゲームは原作アニメのストーリーに沿って進めていく形となっていたため、ゲームが進むにつれてなんとなくですがストーリーの流れを掴んでいきました。ゲームクリア後もレンタルビデオ(当時はVHS)で原作アニメを借りてきて観たり、お年玉でプラモデルを買ったりしました。今思うと、結構どっぷり浸かっていた。
当時はストーリーが難しく感じていてあまり理解しておらず、それよりもザクとかズゴックなどのモビルスーツに興味があったという感じ。なので劇場版の作品はおろか、Z(ゼータ)ガンダムやZZ(ダブルゼータ)ガンダムなど「機動戦士ガンダム」の後継作品にあたる作品も観ることはありませんでした。
今回、改めて観ようと思い立ったのはNetflixで見つけたから。シリーズ全てが揃っているわけではないのですが、とりあえず初代「機動戦士ガンダム」から観直すことに。今ならストーリーも理解できるはず。
まず気づいたのは、ガンダムシリーズはめちゃくちゃ多くの展開がされていること。シリーズを跨いでストーリーが続いているものがあり、順番に観るには整理する必要があります。ガンダムシリーズのベースを作った初代「機動戦士ガンダム」から、ストーリーが続いている作品を並べてみます。
- 機動戦士ガンダム(全43話) – Netflix、Amazonプライム・ビデオ
- 機動戦士Ζガンダム(全50話) – Netflix、Amazonプライム・ビデオ
- 機動戦士ZZガンダム(全47話) – Amazonプライム・ビデオのみ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場版) – Netflixのみ
この順番で観ればOK。このラインナップを観れば基本は抑えられます。
ちなみに、お馴染み「ザク」や「ガンダム」が出て来るのは「機動戦士ガンダム」だけ。
その後のZガンダム(ゼータガンダム)、ZZガンダム(ダブルゼータガンダム)と進むにつれ、モビルスーツの性能は飛躍的に向上していき、最後は変形するのが当たり前になります。テクノロジーの進化は恐ろしい。
改めて観て痛感したのは、ガンダムは「人間ドラマ」だったんだということ。中学の時にはモビルスーツしか見てなかったけど、今観ると人間の精神的な葛藤がよく描かれていることに気づきます。
例えば、主人公アムロ・レイの「僕がガンダムを一番上手く扱えるんだ!」という気持ち。誰に習ったわけでもないのに、自然と誰よりも上手くガンダムを乗りこなすことができてしまったことで生まれたプライドと意地。でも独りよがりなところがあり、周りから孤立してしまう。
周りもアムロに頼らざるを得ない状況ながらも、それを感づいているアムロが調子に乗ってわがままになっていく様子を抑制しようと厳しくあたる。特に父親役を買って出たブライト艦長は、とにかくアムロには厳しく当たります。
あまりにも有名な「殴ったね!親父にもぶたれたことないのに!」というセリフがありますが、これもその1つ。
続くZガンダムでもそうですが、大人になりきれない子供たち(10代後半)の精神的な葛藤が痛いほど分かる内容でした。
その中でも、ZZガンダムだけはちょっと異端な存在。
シリーズの前半は明らかに子供向けなギャグ路線で突っ走ってます。
ところが話しが進むにつれ、内容がシリアスに。
分かる人は少ないかもしれませんが、「魔法陣グルグル」のような感じ。分かりづらいか。
そして驚いたのが、自分のモビルスーツに対する興味の無さ。それぞれの登場人物の気持ちや駆け引きの方が気になって、あまりメカの方には興味が向きませんでした。確かにカッコいいけれども。
ガンダムシリーズを動画配信サービスで観たいときに不便なのは、全部を網羅しようとするとサービスを跨ぐ必要があること。
テレビシリーズだけならAmazonプライム・ビデオが圧倒的な網羅率ですが、劇場版など単発作品はNetflixにしかありません。しかし、NetflixだとZZガンダムだけ何故か見ることができない…。
画質や音はNetflixの方が圧倒的に綺麗なので、基本的にはこちらをオススメ。ZZガンダムだけはAmazonプライム・ビデオか、もしくはレンタルで借りる形になります。
今回ご紹介した伝統ある初代ガンダムシリーズの他にも、数多のガンダム作品が存在します。それらはまた追って観ていきます。
いやぁしかし、まだまだガンダムを語れる域には程遠いなぁ…。果てしなく、奥が深いです。
名前は知ってるけど真面目に観たことがない人は、ぜひお試しあれ。