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「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」を読んだ

個人事業主になったら、多くの方が抱く「確定申告」や「税金」への漠然たる不安。よく聞く「青色申告」って難しいの?とか、どんな税金があるか、いつ払うのか、すごく気になりますよね。そんな不安を楽しく解決する魔法の1冊を紹介します。

目次

個人事業主向けの会計本としては必携

この本、個人事業主の経理本としては最高傑作です。
青色申告の方法やメリット、税金、社会保険のことが全て網羅されているので、個人事業主になりたてのときの確定申告や税金に対する、ただただ漠然とした「どうすればいいんだ…」という不安を一掃できます。
しかも著者の分かり易いイラストと会話調の進め方が非常に読みやすくて飽きません。
さらっと読めます。

本屋へ行って個人事業主向けの経理・会計にまつわる本を探してみると、結構多いのが「分かりやすく書いているようで、分かりにくい本」です。
ちょっと古臭いというか、イラストを使っている本は多いですがなんかショボいんです。
そんなところへ一石投じているのが本書だと思います。

本書を選んで良かった3点

本書からは支払う税金について学べたことで十分感謝しているのですが、次の3点が特に参考になりました。

  • 使ったお金が経費になるかの判断基準
  • 健康保険の種類を知ることができた
  • 法人化についてぼんやりとイメージできる

どこまでが経費として考えられるか、ここがしっかり抑えられていたのは個人事業主になったばかりの頃は非常に助かりました。
これが経費判断のベースになったと言っても過言でありません。

健康保険も金銭的に助かりました。
企業には健康保険の種類がいくつかあることを知っていたのですが、個人事業主にもあることは本書を読むまで知りませんでした。
国民健康保険の一択かと勘違いしていた…。
しかし本書を読んで、個人事業主にも入れる健康保険組合がいくつかあることを知りました。
僕はデザイン関連のこともするので、「文芸美術国民健康保険組合」に加入しています。

注意してほしい点

手にとって頂く際に、注意してほしい点が2つ。

消費税の数字が8%になっていないかも

この記事を書くにあたって、近くの書店に置かれている本書をチェックしましたが記載は「5%」のままでした。
税率が8%になった版もあるはずですが、そこは要確認です!

詳しく知りたい場合はもう1冊必要

本書は本当に分かりやすいです!分かりやすい。
良い意味では「アウトラインを把握するには最高」。
しかし、悪く言うと個々の細かい部分でカバーしきれないように思います。

例えば「仕訳」とか。仕訳って項目が色々あると思うのですが、仕訳の項目がちょっと足りないように感じます。
主に日々の会計周りですが、他の本で補いながら読んでいただいた方が確定申告の際に自信を持って臨めます。

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