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働き方
世間が求める「結果の出るWebサイト」制作って何?
自分がWeb制作という業界に入って、早くも6年目に突入しました。アルバイト、会社員、そして現在のフリーランスへと働き方を変えつつも、一貫して感じてきた「企業がWebサイト制作側に求めるもの」をまとめてみます。
目次
企業の目的は利益
まずは一番大切なポイント。
Webサイトはそれぞれゴールが異なりますが、利益に繋げることが最終的な目的です。
具体的に実感できる結果としては閲覧者数(PVとか)、お申し込み者数の増加、ECサイトであればオンラインからの注文が挙げられます。
投資をする以上、当然ですよね。
Web制作側は企業のミッションを分かっているか
企業の目的に対し、制作会社はどうか。
しかしここは残念ながら、0ベースでサイトを作る、もしくはリニューアルといった「制作フェーズ」に力を入れているところが多く見受けられ、運用フェーズがすっ飛んでることが多い。
まとまった工数を稼ぐことができ、分かりやすいからです。
しかも口では「成果を上げるサイトを作ります」と言っていて外からは分かりづらい。
このような場合は企業側(発注側)との運用体制においてミスマッチが起こりやすく、結果放置されるサイトが出来上がります。
上記のように、企業側が目的をしっかり持っていたとしても結果にコミットできない悪いケースです。
さらに良くないのが、企業側が「形だけ作っておきたい」という場合です。
主体的な目的が曖昧な場合。
このような場合は制作を丸投げされるケースも多いです。
結果として運用しづらいものが出来上がり、日々の更新が負担になって敬遠されていくという負のスパイラル。
そして少しずつ「もしかしたらWebサイトを見てもらえるかも。運が良ければ売上につながるかも」的な神頼みサイトへと化して行く訳です。
これは非常に勿体ない。
どうしたらいいか
Webサイトでは制作フェーズ、運用フェーズとも企業側・制作側の連携が本当に重要です。
バラけるとまとまりがなくなり、方向性がブレます。
上記のような「Webサイトを形だけ作る」という場合においては、過去に良い運用実績を挙げた経験の無いことが大きな原因だと思います。
結果が出るかよく分からないものに、投資するべきかなんてイメージできないですよね。
これは本当その通り。
だからこそ、制作側には目に見える結果としての実績例が必要だと思うのです。
- 公開当初はほとんどアクセスが無かったけど、時間が経過して数字が伸びた
- お客様からフィードバックを寄せられるようになり、ニーズが見えてきた
- 製品(サービス)に興味を持ってくれる層が増えた
とか。
制作側が「こうしたら、こういった結果に繋がりました」という具体例を挙げられたら、企業側としてもイメージが湧いて、積極的に関わって頂けるようになるのかと。
その結果、制作フェーズ時点で運用フェーズを想定して進めることができ、運用フェーズにおいてもスムーズに進み、成果に繋がる可能性もグッと高まる。
良いスパイラルですよね。
自身の反省
当記事を書いている僕自身ですが、正直結果に対する姿勢は反省すべき点が多いように感じる。
Webサイトを解析したり、SearchConsole(旧:Webマスターツール)で状況を把握していても、日々の運用で改善案を打ち出していけていたかというと、ちょっと足りてなかったんじゃないかと。
これはWebサイトの運用改善というソリューションを提供する側としては致命的に良くないと思うし、全くもって頼りない。
というか無責任。
そこで当サイトについても、もっと積極的に多くの方に閲覧して頂けるよう努力するべしと考えた次第です。
今までお付き合い頂いているクライアントにはより良い成果を、これから出会う方には「依頼して良かった」と思って頂けるような成果を提供できるよう、精進して参ります。