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数字(数値)を3桁ごとにカンマで区切る / 小数点以下の桁数を設定する
数字を出力するときに3桁のカンマ区切りで「1,000,000」のように出力する方法について解説します。
この記事のポイント
- 数値を見やすい表記に整える
- 小数点の表記を変更する
目次
数字の表記を整える
数字を出力するときに数値で「1000000」と出力するよりも、3桁のカンマ区切りで「1,000,000」と出力する方が読みやすくなります。
今回はこのような数字を読みやすい表記にするためのnumber_format関数の使い方について紹介します。
次のようなときに活用できます。
- 数字(数値)を3桁ごとにカンマで区切りたい
- 3桁ごとに区切る記号を変更したい
- 小数点を区切る記号を変更したい
number_format関数を使えば簡単に3桁ごとを「, (カンマ)」で区切った表記にすることができます。
さらに桁数の表記変更だけではなく、小数点の表記の変更についてもこちらの関数で行うことができます。
number_format関数の基本的な使い方
単に数字を3桁ごとのカンマ区切りにしたい場合は次のようになります。
コード例
<?php
// 元の数字
$number = 1000000;
// 3桁ごとにカンマ区切りで出力
echo number_format($number);
変数をnumber_format関数に渡すだけで、3桁ごとに「,(カンマ)」で区切った数字が出力されます。
小数点の桁数を設定する
number_format関数は小数点以下に出力する桁数を指定することもできます。
コード例
<?php
// 元の数字
$number = 500.599;
// 浮動小数点数を5桁で表示
echo number_format($number, 5);
小数点以下の数値がnumber_format関数で指定した小数点の桁数より少ない場合は、0が補填されます。
上記の場合は「500.59900」と出力されます。
次のように、number_format関数で指定した小数点の桁数の方が小さくなった場合は四捨五入された数値が出力されます。
コード例
<?php
// 元の数字
$number = 500.599;
// 浮動小数点数を2桁で表示
echo number_format($number, 2);
こちらの例だと四捨五入が適用された「500.60」という数値が出力されます。
区切る文字を「,(カンマ)」以外に変更
number_format関数に第3と第4のパラメータを渡すことで、桁の区切りで使用する文字を任意のものに変更することが可能です。
コード例
<?php
// 元の数字
$number = 1000500.599;
// 桁の区切りを「 (半角スペース)」、小数点を「,(カンマ)」へ変更
echo number_format($number, 2, ',', ' ');
出力結果は「1 000 500,60」となります。
第3パラメータは小数点の文字、第4パラメータは桁を区切る文字です。
あまり実用的ではありませんが、今回は小数点を「.」から「,」へ変更し、桁の区切りを「,」から半角スペースへ変更しています。
なお、第3パラメータ以降を指定する場合は、第3と第4のどちらも指定する必要があるので注意してください。
第3パラメータのみの指定はできません。
コード例
<?php
// 元の数字
$number = 1000500.599;
// 第3パラメータのみの指定はエラー
echo number_format($number, 2, ',');
出力結果は「1 000 500,60」となります。