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「テレビをおもしろくするための作戦会議」

5月31日、PLANETS主催「テレビをおもしろくするための作戦会議」に参加してきました。イベントに参加して自分が考えたことをまとめます。

目次

イベントの趣旨

インターネットのメディアが活気付く中で、不調と囁かれているテレビ業界。テレビ会社の経営不調もニュースで見かけることが多くなりました。

そんな時代背景はありつつも、テレビは多くの人に見られている身近な存在であり続け、今も絶大な信用とリーチする力を持っていることも事実です。

面白い番組もたくさんあり、作り込まれたコンテンツを提供できることも特徴。じゃあどうして低迷しているのか。どうしたらテレビをこれからもっと面白いものにしていくことが出来るのか。これをテーマに話すことが今回のイベントの趣旨です。

参加者も豪華です。

  • 戸部田誠 – てれびのスキマ、テレビっ子、ライター
  • 吉田正樹 – メディアプロデューサー
  • 堀江貴文 – 実業家
  • 宇野常寛 – 評論家、「PLANETS」編集長
  • 得能絵理子(司会) – アクティブラーニング・シニアレクチャラー

ざっくり立場を分けてしまうと、戸部田さん・吉田さんがテレビ面白い派、堀江さん、宇野さんはテレビ面白くない派でした。

自分のテレビに対するスタンス

僕自身は普段、ほとんどテレビを見ません。たまに気になるドラマを見る程度。家族が見ていることが多いので、その影響で見るってことが多いかもしれませんね。

普段はNetflixで海外ドラマや映画を見ています。なので、家族と同じ時間にご飯を食べていても家族はテレビ、僕はNetflix、なんてことが日常茶飯事です。

自分も以前はテレビ大好きでよく見ていました。週1度の番組を楽しみにしていたり、新しい番組が始まるときのワクワク感は今も忘れられない体験です。
そんな過去があるので、あからさまに嫌いなわけでもありません。しかし見なくなった。これはどうしてか。その辺りも含めて考えられたらと、今回のイベントに参加したのでした。

真っ向から分かれる意見

最初っから意見が真っ二つに分かれます。勝負とかではないのですが、白熱する展開。

全体的な流れとしては堀江さんが主導していたように感じました。自身のもつ疑問を率直にガンガンぶつけていく感じ。爽快感さえありました。

テレビが今も面白い!という考えも分かります。しかし、覚えている範囲では具体的にそう考えている理由が少し弱いように感じたかも。

正直、こんな率直な意見交換になるとは想像していなかったのでインパクトが凄かった。場の空気を読むようなこともなく。だからこそ話しの内容が見えやすく、満足度の高いイベントでした。

参加後に考えたこと

自分がなんでテレビを見なくなったのか、少し分かった気がしました。テレビをつけても同じ人が出てるんですよね。

トークの中でベッキーの話題が出てきました。内容はベッキーが不倫騒動で騒がれる前、どうしてあんなに頻繁にベッキーが多くの番組に出演していたのかということ。

際立った特徴があるというよりも、好感度が高く「無難な存在」だったことが理由ではないかと。それって、新しいタレントを発掘できていないテレビ業界の怠慢なんじゃないの?という内容でした。この「無難な存在」が重宝される背景としては、テレビを見ている人たちが持つ「空気を大切にする文化」があるようです。

宇野さんは以前、テレビに出演したときの発言に対して視聴者から「空気を読め」といった旨のコメントが寄せられたそうです。このことが、テレビは多くの人にとって共通認識を確認する場となってしまっているように感じました。番組全体が想像できるような盛り上がっていく展開を見守り、それが期待通りに進むことで多くの人が「やっぱりそうだ」と納得して見ることができる。

これ、テレビに対しては「面白さ」ではなくて、自己の正当化できる「安心感」を求めているように感じます。それが今のゴールデンタイムにやってる番組の流れかな…と。そう気付いたとき、自分がテレビを見なくなったことに納得できたのでした。

ドラマとか、面白いコンテンツいっぱいあると思うんですよ。今年だと「いつかこの恋を思い出して きっと泣いてしまう」とかめっちゃ大好きでした。「勇者ヨシヒコ」の新シーズンも楽しみですね。

今回のイベントでは話しの結論として、テレビは今後ドキュメンタリーか、作り込まれたコンテンツ(僕は主にドラマを指していると考えています)を作ることに注力して行って、それ以外の番組はなくなっていくということでした。
これは本当にそうなりそうだと思った。

ドラマでいうとテレビ以外のNetflixなどネット配信会社も制作できるので乱立するようにも思いますが、今後はテレビももっとインターネットを活かしたインタラクティブ性が取り込まれていくでしょう。テレビを見なくなった理由の1つに、わざわざテレビの前に座って見るということが面倒ってのもあると思うんです。なので、テレビの存在自体がどうなるのかって問題もあると。

その辺りも含めて、個人的には今後テレビの逆転劇が面白くなるんじゃないかと期待しています。コンテンツがめちゃくちゃ光っていくか、テレビの存在自体が大きく変わっていくか。

冒頭で触れたように僕は自身で進んでみなくなってしまいましたが、これからはむしろ意識して見てみようかと思うのでした。

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