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デジタルにおける「遺品整理」

デジタルにおける「遺品整理」

誰かが亡くなった時に行う遺品整理。生前に使っていたものを整え、親族の方々は気持ちの整理をつける大切な作業です。今年、仕事としてご依頼をいただき、ご親族に協力いただきながら遺品整理のお手伝いをする機会がありました。その際に実際に行った作業内容をまとめます。

目次

複雑なデジタルの遺品整理

最近はパソコンやスマホを使っているのが当たり前です。また、それらの端末はインターネット通信の契約をしていたり、各種Webサービスを利用しているケースがほとんど。

そのため、デジタルの遺品整理は端末内にあるファイルを整理するだけでは終わらず、各種契約しているものやSNSを把握する必要があります。さらに、Webサイトやブログを運営していた場合は、インターネット上にアップロードされた写真なども含めて考える必要があります。

そこで今回は、「使っていた端末の整理」と「インターネット上の整理」に分けて、デジタルにおける遺品整理について、自分が行った作業内容を紹介していきます。

使っていた端末の整理

パソコンやスマホを所持している方は多いと思います。そして、通信関係など何かしらの契約を行っていることも多いのではないでしょうか。

今回は次のような分類に分けて整理を行いました。

  • ローカルファイル(端末内のファイル)の整理
  • メールやLINEなどの整理
  • 通信関係の契約解除
  • メルマガやWebサービスなどの各種契約解除

ローカルファイル(端末内のファイル)の整理

主にパソコンですが、写真や音楽などのファイルを大まかに分類します。

僕はあくまで、どのようなファイルが保存されているかを大別するとことに注力します。そのため、いくつかのファイルを開いて内容確認することはありますが、基本的には個々のファイルの残す・残さない判断はご親族にお任せしました。

連絡先や残したいファイルなどはバックアップをとります。

メールやLINEなどの整理

ご親族が故人の関係者に連絡を取るための準備です。

なので、僕は内容の確認までは行わずに、使っていたメールソフト(Webメール含む)やLINE、Messengerなどのコミュニケーションアプリは何を使っていたのかをリスト化します。同時に、パスワードなどログインに必要な情報もまとめます。

基本的にメールの内容まではチェックしませんが、契約関連のメールのみ、このタイミングで確認しておきました。契約しているWebサービス、メルマガを調べるにはメールを確認するのが一番速いです。

通信関係の契約解除

必要なファイルは最初にバックアップしているので、通信関係の契約は不要なので解除を行います。ここでも、実際に解約の連絡を取る部分はご親族にお任せし、僕はあくまで何を契約しているかをリスト化します。

各種契約関係の解除

Webサービス、メルマガなど定期的に支払いの発生するサービスを解除します。

インターネット上の整理

ここからは、故人のインターネット上における活動に関する個人情報や写真画像の削除を行って行きます。ブログ記事などの創作物も含めます。

  • SNS関係の退会
  • 運営していたWebサイトやブログの内容削除、退会
  • 第三者のアップロードした画像を削除

SNS関係の退会

まずは代表的なFacebookの退会から行います。
Facebookには2種類あり、本人が退会申請する方法と、身内の方が「追悼アカウント」として死亡報告を行って退会する方法から選択することができます。

亡くなった方の報告 – Facebook

ログイン情報がわかる場合は、本人として退会を進めた方が手間が掛かりません。僕もこちらの方法で行っています。

下記ページに完全退会の手順がまとめられています。
Facebookのアカウント削除方法は?退会方法を調べてみた【2016年版】

Twitterなど他のSNSについては、基本的には本人としてログインして退会を行います。この時、退会する前にアップロードした画像・動画ファイルは必ず削除を行います。

運営していたWebサイトやブログの内容削除、退会

個人でWebサイトを持っていたり、ブログを運用している場合は、それらのファイルや記事を削除します。

Webサイトの場合はサーバーにアクセスし、バックアップを取得した上で削除。その後、不要になったサーバーやドメイン(URL)の契約も解除を行います。

ブログについては管理画面を開き、念のため記事を全て削除。その上で退会します。

第三者のアップロードした画像を削除

一番厄介なのがここ。交流があったであろう方々がアップしている故人の写った写真画像を削除すること。

友人や職場の方など近い人であれば、ご親族から連絡していただくだけで削除に応じていただけるので問題ありません。

大変なのは、イベントでたまたま一緒になった方など、ゆるい繋がりを持つ方。こういった方は中々削除に応じていただけないことがあります。

例えばアメブロであればメッセージを送るか、もしくは該当記事のコメント欄から連絡を取る方法があります。快く応じていただける方もいれば、無視される方もおり、ここが中々難しい。

最悪の場合、弁護士の方に依頼して代理で連絡を取っていただくなどのアプローチもありだと思います。

今後必要性が増すデジタルの遺品整理

以上がデジタルにおける遺品整理の内容でした。

インターネット上で情報発信していなければ、やることは結構シンプルかもしれません。しかし仕事関係などで情報発信を積極的に行なっている場合は、ファイルを削除してもGoogleなどの検索結果ページには表示されてしまったりします。これはすぐに削除することができず、数ヶ月単位で様子を見なければならないため粘り強い対応が必要です。

今後デジタルネイティブの世代に移行していく中で、デジタル上の遺品整理が必要なシーンもどんどん増えていくと思います。

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