入門に最適な2冊
まずはPHPのインストールから丁寧に解説された「1週間でPHPの基礎が学べる本」を紹介します。
1週間でPHPの基礎が学べる本
PHPの動く仕組みやインストール方法、そして動かしてみるところまでを丁寧に解説された一冊です。
「1週間で」の通り1日ずつ進めていく形が取られているところがポイントで、PHPの機能を実際にコードを書いて動かしながら一歩ずつ進めていくことができます。
図解もわかりやすく、無理して詰め込まずに進められる点はとても優秀な一冊に感じました。
こちらの本でPHPを動かすコードが書けるようになったら、より深い理解を得るための一冊として「PHP本格入門[上]」をオススメします。
PHP本格入門[上]
本書はタイトルに「上」と付いている通り上下巻の二冊構成になっており、先ほどの本よりもやや硬派な印象になります。
しかし一つ一つのトピックを深く解説されているため、実践的なコードを書く上で知っておくと役に立つ内容がギュッと詰まっています。
PHPのフレームワークを学習する
PHPの実開発の現場ではほとんどの場合、「Laravel」や「CakePHP」のような「フレームワーク」を使った開発が一般的です。
フレームワークはアプリケーションを開発する上で便利な機能をまとめたもので、開発の効率をグッと高めることができます。
また、一般的なセキュリティ対策も盛り込まれていることが特徴です。
そんなPHPのフレームワークの中でも最もよく使われているのが「Laravel」です。
メジャーなフレームワークはその時の流行りなどで変わることがありますが、Laravelは長い間よく使われるフレームワークの地位を保っているため、初めてのフレームワークとしても最適です。
PHPフレームワークLaravel入門 第2版
本書はLaravelの基本的な使い方を、サンプルアプリケーションの構築を通して学ぶことができます。
内容がよくまとまっていることはもちろんのこと、手を動かしながら読み進められるような書き方をさているところも他にはないポイントになっています。
また英語にはなってしまいますが、Laravelの公式サイトに掲載されている「Getting Started」もインストールから丁寧に解説されているため、もし余裕があったら一度ご覧になることをオススメします。
次のステップとして
ここまでは入門向け書籍の紹介となりましたが、今後開発をする上で実践的に役立つ本を二冊紹介します。
リーダブルコード
本書を読むと他者の視点を意識した、コードを書く上での一定のルールを課すことの大切さを身につけることができます。
一見するとチーム開発に参加するメンバー向けな印象を持たれるかもしれませんが、自分が書いたコードは時間が経ってから読み直すと分かりづらいことも多々あり、「(自分を含む)誰が読んでも、意図が分かりやすいコードを書く」ことを紹介する貴重な一冊です。
体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版
通称「徳丸本」と呼ばれる一冊で、WEBアプリケーションを開発する上で気をつけるべき点を広く網羅されています。
開発者にとって一度は目を通しておくべき内容になっており、先ほどの「リーダブルコード」と併せて必携の書のような絶大な存在感のある一冊です。
ここまで主にこれからPHPプログラミングを始められる方に向けた書籍をご紹介してきましたが、興味のあるものはあったでしょうか。
最新情報はPHPの公式サイト「php.net」などオンラインで確認した方が良いですが、書籍は用途を絞りつつ、噛み砕いた内容にまとまっているため理解しやすいフォーマットです。
腰を据えて、確かなプログラミングのスキルを学びたい方はぜひ一度手に取ってみていただけますと幸いです。