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【2016年版】PHPのフレームワークについて

種類があって、どれを選べばいいか迷ってしまうフレームワーク。2016年10月時点のフレームワークについてのトレンドを調べてみました。どのフレームワークを使うか選ぶ際の参考にどうぞ。

この記事のポイント

  • 2016年10月時点で主流になっているフレームワークを知る

目次

現在主流のフレームワークは?

現在の主流なフレームワークは次の5種。

  • Zend Framework(ゼンド・フレームワーク)
  • Symfony(シンフォニー)
  • CakePHP(ケイク・ピーエイチピー)
  • CodeIgniter(コードイグナイター)
  • Laravel(ララベル)

他にもある程度メジャーなフレームワークとして、「Fule(フューエル)」、「phalcon(ファルコン)」、「Yii Framework(イー・フレームワーク)」などがあります。

自分が仕事でPHPプログラミングに携わり始めたのが2010年。
当時はZendFramework、Symfony、CakePHPの3つが主流でした。
しかし現在は、GoogleトレンドGithubのスター数で比較するとLaravel、CodeIgniter、Symfonyの3つが主流となっていて、さらに最も勢いがあるのはLaravelと言えそうです。

Googleトレンド

Googleトレンドでの比較結果

Github

Githubのスター数での比較。多い順

どのフレームワークを選べばいい?

フレームワークを選ぶ上で最も重要な点は、主流になっているものを選ぶことです。
時期や国によって変わっていきますが、基本的にはこの点を重視する必要があります。
上記5つのフレームワークは全てこの点をクリアしています。

それ以外に重要となるのはフレームワークを使う上で欠かせない学習コストの低さ、特徴や構造が開発するアプリと相性がいいか、または開発者(チーム)のこだわりや好みで選ベば大丈夫です。

ここからは、それぞれのフレームワークの特徴や必要なサーバーの要件を書いていきます。

Zend Framework

PHPカンパニーとして有名なZend社の公式フレームワーク。
PHP自体がZend社製のZendエンジンを積んでいることから、非常に信頼できるフレームワークとも言えます。
企業にも大人気。

それぞれのコンポーネントが疎結合になっているため、ライブラリの集合体のようになっています。
そのため、バリデーションや暗号化など必要な機能だけを読み込んで実装することも可能となっていて非常に便利。

システム要件:PHP バージョン5.6以降(最新版を推奨)
公式サイトhttps://framework.zend.com/
Githubhttps://github.com/zendframework/zendframework

Symfony

長い間人気を集めているフレームワーク。
最も広く使われているフレームワークかもしれません。
大規模なアプリケーションで使われている実績も豊富にあるため信頼性が高く、日本語のドキュメントも充実しているため学習コストが他のライブラリと比較して低いことも魅力。

システム要件:PHP バージョン5.4以降
公式サイトhttps://symfony.com/
Github https://github.com/symfony/symfony

CakePHP

こちらも長い間人気のあるフレームワークで、日本でも強い人気があります。
全てのフレームワークの中で、最も日本語のドキュメントが充実しているため、学習コストが低く、困ったときにも多くの情報が見つかるため便利です。

システム要件:PHP バージョン5.5.9以降(バージョン7推奨)
公式サイトhttps://cakephp.org/jp/
Github https://github.com/cakephp/cakephp

CodeIgniter

日本語ドキュメントが充実していることと、フレームワークの構造やソースが分かりやすく、学習コストが非常に低いことで人気なフレームワーク。
開発しやすく(取っつきやすく)、また処理速度もフレームワークの中で速い部類に入ります。
初めてフレームワークを使って開発する場合にも強くオススメできます。

システム要件:PHP バージョン5.3.7以降(バージョン5.6以降を推奨)。PHP拡張機能であるPDOが必要
公式サイトhttp://codeigniter.jp/
Github https://github.com/bcit-ci/CodeIgniter

Laravel

開発しやすいフレームワークとして急速に人気を集め、現在最も主流な存在となったフレームワークです。
公式ドキュメントの日本翻訳版もあり、日本語リソースも増えてきて調べやすくなりました。
学習コストはこれまで出てきたフレームワークより高め。

システム要件:PHP バージョン5.6.4以降。PHP拡張機能であるOpenSSL、PDO、mbstring、Tokenizer、XMLが必要
公式サイトhttps://laravel.com/
Github https://github.com/laravel/laravel

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