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レシピ
アニメーション
CSSアニメーションを設定する
JavaScriptによるclass属性の操作とCSSアニメーションを組み合わせて使用する方法を解説します。
この記事のポイント
- JavaScriptからHTML要素のclass属性を操作してアニメーションを実行する
- transitionプロパティとanimationプロパティどちらも対応可能
目次
CSSプロパティを動的にセットしてアニメーションを発生させる
CSSはtransitionプロパティやanimationプロパティを使うとアニメーションを設定することができます。
今回はこの2つのCSSプロパティをJavaScriptから動的に設定することで、指定したタイミングでアニメーションが実行されるようにする方法を解説していきます。
具体的には、setIntervalメソッドを使ってアニメーション開始までの時間を制御し、時間が来たら対象のHTML要素にclass属性を追加することでアニメーションを実行します。
サンプルページはこちら
以下の例は、ページ読み込み完了から5秒後にボタンの背景色(background-colorプロパティ)に対してアニメーションを実行します。
HTML コード例
<article>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
<p id="text">ボタンのアニメーション開始まであと <span>5</span>秒</p>
<a id="btn_sample" class="btn" href="#">サンプルボタン</a>
</article>
CSS コード例
a.btn {
display: inline-block;
padding: 10px 20px;
color: #fff;
text-decoration: none;
border-radius: 5px;
background-color: #4a93cb;
transition-property: background-color;
transition-duration: .5s;
transition-timing-function: ease;
}
a.btn_effect {
background-color: #a1cef1;
}
JavaScript コード例
window.addEventListener('DOMContentLoaded', function(){
let count = 5;
let interval_id = null;
const text = document.querySelector("#text span");
const btn = document.getElementById("btn_sample");
interval_id = setInterval( () => {
if( 0 < count ) {
count--;
} else {
btn.classList.add('btn_effect');
clearInterval(interval_id);
}
text.textContent = count;
}, 1000);
btn.addEventListener("transitionend", function(){
btn.classList.remove('btn_effect');
});
});
CSSでtransitionプロパティをあらかじめ用意しておきます。
実行するアニメーションについては全てCSSから設定するため、JavaScriptではどのタイミングで実行するかだけを制御します。
ページの読み込み完了後にsetIntervalメソッドを実行して、5秒後にid属性「btn_sample」のボタンへclassList.addメソッドを使ってclass属性にクラス名「btn_effect」を追加します。
class属性が追加されるとtransition-propertyプロパティで設定しているbackground-colorプロパティを対象にした背景色のアニメーションが実行されます。
さらにtransitionプロパティによるアニメーションが終了したタイミングでイベント「transitionend」を検出して、今度はclassList.removeメソッドを使って先ほど追加したクラス名「btn_effect」を削除します。
クラス名を削除するとbackground-colorプロパティの値が最初の状態に戻るため、ここでまた改めてアニメーションが発生します。
ここまでの2回のアニメーションによって、ボタンが光って戻るようなエフィクトを付けます。
animationプロパティを使ったアニメーションを動的に設定する
続いてanimationプロパティによるアニメーションを指定したタイミングで実行していきます。
以下の例は、HTMLは先ほどと全く同じです。
CSSについてはanimationプロパティに関する記載に変更しています。
animationプロパティによるアニメーションが終了したタイミングは「animationend」が発生しまするため、JavaScriptのコードはイベントリスナーに登録するイベントを「animationend」に変更します。
HTML コード例
<article>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
<p id="text">ボタンのアニメーション開始まであと <span>5</span>秒</p>
<a id="btn_sample" class="btn" href="#">サンプルボタン</a>
</article>
CSS コード例
a.btn {
display: inline-block;
padding: 10px 20px;
color: #fff;
text-decoration: none;
border-radius: 5px;
background-color: #4a93cb;
}
a.btn_effect {
animation: a1 .5s ease 2 alternate;
}
@keyframes a1 {
0% {background-color: #4a93cb;}
100% {background-color: #a1cef1;}
}
JavaScript コード例
window.addEventListener('DOMContentLoaded', function(){
let count = 5;
let interval_id = null;
const text = document.querySelector("#text span");
const btn = document.getElementById("btn_sample");
interval_id = setInterval( () => {
if( 0 < count ) {
count--;
} else {
btn.classList.add('btn_effect');
clearInterval(interval_id);
}
text.textContent = count;
}, 1000);
btn.addEventListener("animationend", function(){
btn.classList.remove('btn_effect');
});
});
実行した内容自体はtransitionプロパティで実行したものとほぼ同じです。
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