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指定した位置にスクロールする
指定した分だけページをスクロールさせる方法について解説します。
この記事のポイント
- 縦横自由に移動できる
- HTML要素の表示位置はgetBoundingClientRectメソッドで取得する
スクロール量を取得
ページを指定した分だけスクロールさせるには、windowオブジェクトのscrollToメソッドを使います。
以下の例では「コンテンツ3へ移動」ボタンを押すとコンテンツ3を表示する位置まで移動します。
コードは次のようになります。
コード例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>JS Test</title>
<script>
window.addEventListener('load', (event) => {
document.getElementById('button1').addEventListener('click', () => {
// content3の表示位置を取得
let content3 = document.getElementById('content3');
let content_position = content3.getBoundingClientRect();
// content3へ移動
window.scrollTo( 0, content_position.top);
});
});
</script>
<style>
#content1,
#content2,
#content3 {
height: 300px;
background-color: #ccc;
}
#content2 {
background-color:#ddd;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JS Test</h1>
<button id="button1">コンテンツ3へ移動</button>
<div id="content1">コンテンツ1</div>
<div id="content2">コンテンツ2</div>
<div id="content3">コンテンツ3</div>
</body>
</html>
scrollToメソッドは第1引数に横の移動位置、第2引数に縦の移動位置を指定します。
よくWebサイトで「ページトップへ戻る」を押すとページ上部に移動する機能が設置されていることがありますが、原理としては同じメソッドを使って実現しています。
上のコードではまずコンテンツ3の表示位置をgetBoundingClientRectメソッドで取得し、topプロパティの値をscrollToメソッドに渡すことで移動機能を実装しています。
動作自体はアンカーリンクによる移動と同じです。
getBoundingClientRectメソッドは該当するHTML要素の表示位置やサイズを取得できる便利なメソッドで、ページの最上部を起点とした表示位置をtopプロパティ、左端を起点する表示位置はleftプロパティ、ページ下部を起点する表示位置はbottomプロパティ、右端を起点とする表示位置はrightプロパティから取得できます。
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