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HTML・DOM
指定したHTML要素を削除する
指定したHTML要素や子孫要素を削除する方法について解説します。
この記事のポイント
- 指定したHTML要素自身を削除するときはremoveメソッドを使う
- 指定したHTML要素の子要素を削除するときはremoveChildメソッドを使う
- removeChildメソッドは削除したHTML要素を戻り値として取得できる
目次
HTML要素を削除する
ページから特定の要素を削除するときは、removeメソッドかremoveChildメソッドを使います。
removeメソッドは指定したHTML要素自身を削除し、removeChildメソッドは指定したHTML要素の子孫要素を削除します。
以下のHTMLコードに対して、それぞれのメソッドを使用していきます。
HTML コード例
<body>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
<ul id="list1">
<li>テキスト<strong>1</strong></li>
<li>テキスト<strong>2</strong></li>
<li>テキスト<strong>3</strong></li>
<li>テキスト<strong>4</strong></li>
<li>テキスト<strong>5</strong></li>
</ul>
</body>
指定したHTML要素を削除する
removeメソッドを使って、指定したHTML要素自身を削除します。
そのHTML要素が子孫要素を持つ場合は、その子孫要素も含めて削除します。
以下の例では、id属性「list1」を持つul要素を取得して、その要素自身を削除します。
JS コード例
let list_element = document.getElementById("list1");
list_element.remove();
このコードを実行すると、削除を実行したあとのHTMLは以下のようになります。
HTML コード例
<body>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
</body>
指定したHTML要素の子要素を削除する
removeChildメソッドを使って、指定したHTML要素の子要素を削除します。
こちらのメソッドは戻り値として削除したHTML要素を返します。
以下の例では、id属性「list1」を持つul要素を取得して、その最初の子要素のみ削除します。
JS コード例
let list_element = document.getElementById("list1");
let remove_element = list_element.removeChild(list_element.firstElementChild);
console.log(remove_element.textContent); // テキスト1
このコードを実行すると、削除を実行したあとのHTMLは以下のようになります。
HTML コード例
<body>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
<ul id="list1">
<li>テキスト<strong>2</strong></li>
<li>テキスト<strong>3</strong></li>
<li>テキスト<strong>4</strong></li>
<li>テキスト<strong>5</strong></li>
</ul>
</body>
removeChildメソッドの戻り値として削除した要素を変数remove_elementで取得することで、削除した要素の参照を残すこともできます。
指定したHTML要素の子孫要素を削除する
指定したHTML要素の直下にある子要素ではなく、さらに下に位置する子孫要素をピンポイントで削除する場合はquerySelectorメソッドを使うと便利です。
以下の例では、id属性「list1」を持つul要素の子要素にあたるli要素の、さらに子要素のstrong要素を削除します。
JS コード例
let list_element = document.getElementById("list1");
list_element.querySelector("li strong").remove();
このコードを実行すると、削除を実行したあとのHTMLは以下のようになります。
HTML コード例
<body>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
<ul id="list1">
<li>テキスト</li>
<li>テキスト<strong>2</strong></li>
<li>テキスト<strong>3</strong></li>
<li>テキスト<strong>4</strong></li>
<li>テキスト<strong>5</strong></li>
</ul>
</body>
指定したHTML要素の親要素を削除する
指定したHTML要素の親要素を削除する場合は、parentNodeプロパティとremoveメソッドを組み合わせて行います。
以下の例では、リストの最初のli要素を取得してから、parentNodeプロパティとremoveメソッドを使って親要素のul要素を削除します。
JS コード例
let li_element = document.querySelector("li");
li_element.parentNode.remove();
このコードを実行すると、削除を実行したあとのHTMLは以下のようになります。
HTML コード例
<body>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
</body>
指定したHTML要素の隣り合う要素を削除する
指定したHTML要素の隣り合う要素をする場合は、previousElementSiblingプロパティかnextElementSiblingプロパティと、removeメソッドを組み合わせて行います。
以下の例では、リストの3番目のli要素を取得してから、隣り合う2番目と4番目にあるli要素を削除します。
JS コード例
let li_element = document.querySelector("li:nth-child(3)");
li_element.previousElementSibling.remove();
li_element.nextElementSibling.remove();
このコードを実行すると、削除を実行したあとのHTMLは以下のようになります。
HTML コード例
<body>
<h1>JavaScriptレシピ</h1>
<ul id="list1">
<li>テキスト<strong>1</strong></li>
<li>テキスト<strong>3</strong></li>
<li>テキスト<strong>5</strong></li>
</ul>
</body>
previousElementSiblingプロパティは隣り合う1つ前のHTML要素を取得し、nextElementSiblingプロパティは隣り合う次のHTML要素を取得することができます。
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