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基礎
CSS
CSS(スタイルシート)の仕様について
CSSの仕様を確認する方法について解説します。
この記事のポイント
- W3Cが発行している仕様書のどれを読めばいいかが分かる
- 策定フローや状態を知る
目次
CSS(スタイルシート)の仕様を確認する
CSS(Cascading Style Sheet)はW3C(World Wide Web Consortium)によって仕様が策定され、各ブラウザベンダー(Google、Mozilla、Microsoft、Apple)がブラウザで実装していきます。
CSSについてはWebで検索する機会もあるかと思いますが、いざという時に策定元のW3Cが発行したドキュメントを参照できると、より正確にCSSを理解できるため確実に地力となります。
CSSの仕様書は随時更新されており、最新版はこちらのページから閲覧することができます。
CSS Current Status – W3C(英語)
現在のCSS3や次世代のCSS4はCSS2をベースにし、モジュール化(細分化)する形で策定が進められています。
そのため、上記のページのように「Backgrounds and Borders Module Level3」や「CSS Fonts Level3」のようにプロパティを分類し、文書もそれぞれで分けて用意されています。
ベースとなるCSS2の仕様はこちらからできます。
Cascading Style Sheets Level2 Revision1 – W3C
仕様の策定フローについて
CSSの仕様は、次のフローで策定が進められます。
- 1.WD (Working Drafts) – 草案
- 2.CR (Candidate Recommendation) – 勧告候補
- 3.PR (Proposed Recommendation) – 勧告案
- 4.Rec (Recommendation) – 勧告
4段階目の「勧告」へいくと、W3CがWeb標準として仕様書を出す、という形になっています。
上記W3Cのサイトにおいても「Status」は様々な状態になっていると思いますが、「Rec」はほぼ正式な仕様書として閲覧することができます。
W3Cが公式で公表している策定フローは下記ページの「Recommendations and Notes」をご覧ください。
World Wide Web Consortium Process Document – W3C(英語)