HTML & CSS

テキストに新しい文言を追加した箇所をマークアップする

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  2. 公開日:

テキストに追加した箇所を明示的にマークアップする方法を解説します。

この記事のポイント

  • 後から追加した情報を明示的に分かりやすく表示するときはins要素でマークアップする
  • ins要素は更新日時の情報を属性として設定できる
  • CSSで線の見た目を変更する

テキストに追加した情報を分かりやすくする

テキストを更新する時はそのまま上書きや追記することが多いですが、あえて「後から追加した情報感」を出したい時があります。
そのような追加情報については、ins要素を使ってマークアップします。

ins要素でマークアップしたテキストは次のように下線が引かれます。

追加テキストの表示例
追加テキストの表示例

マークアップ例

ins要素はテキスト(段落)を表すp要素、見出しのh1要素、リストのli要素などに入っているテキストの一部に対して使用します。

ins要素にはdatetime属性を使って更新日時を指定することができます。
更新日時はデータ用のため表示はされませんが、可能な限り設定することをオススメします。

HTML マークアップ例

<h1>2月に開催予定のセミナーにつきまして</h1>
<p>定員は先着20名となります。 <ins datetime="2018-01-20">セミナーの開催日が決定しました。</ins></p>

線の色を変える

ins要素の下線はtext-decorationプロパティで設定されています。
そのため、初期設定では線のみ色を変えることはできず、colorプロパティでテキストとセットで色を設定することになります。

追加テキストに色を設定した例
追加テキストに色を設定した例

もし線のみに色やスタイルを設定する場合は、borderプロパティを使うように変更します。

HTML マークアップ例

<!doctype html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>マークアップ例</title>
  <style>
  ins {
    position: relative;
    display: inline-block;
    text-decoration: none;
  }
  ins:after {
    position: absolute;
    bottom: -2px;
    left: 0;
    display: inline-block;
    content: "";
    width: 100%;
    line-height: 1.0em;
    border-bottom: 2px dashed #e60544;
  }
  </style>
</head>
<body>
  <h1>2月に開催予定のセミナーにつきまして</h1>
  <p>定員は先着20名となります。 <ins datetime="2018-01-20">セミナーの開催日が決定しました。</ins></p>
</body>
</html>
borderプロパティを設定した例
borderプロパティを設定した例

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