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メールアドレスや電話番号のマークアップ

  1. 最終更新日:
  2. 公開日:

メールアドレスや電話番号の連絡先をa要素を使ってマークアップする方法について解説します。「mailto」については複数の宛先やCc、メールのタイトルと本文を指定する方法も解説します。

この記事のポイント

  • メールのリンクでは「mailto」や電話番号のリンクでは「tel」を使う
  • mailto」には複数の宛先、CCやBccを指定することができる
  • mailto」にタイトルや本文を指定することもできる

連絡先のマークアップについて

Webページに連絡先の情報を記載するとき、電話番号やメールアドレスをそのまま通話やメールソフトの起動に結びつけたいことがあります。
これらは、a要素href属性を使って簡単に設定ができます。

スマホで電話番号のリンクをタップしたときの例
スマホで電話番号のリンクをタップしたときの例
スマホでメールのリンクをタップしたときの例
スマホでメールのリンクをタップしたときの例

電話番号のリンク

電話番号のリンクは、href属性に「tel:電話番号」の形で記述します。

HTML コード例

<div class="btn_area">
  <p class="btn"><a href="tel:080-0000-0000">電話</a></p>
  <p class="btn"><a href="mailto:info@gray-code.com">メール</a></p>
</div>

このリンクをタップ(もしくはクリック)すると、電話が使える端末では次のような「発信」のポップアップが表示されます。

スマホで電話番号のリンクをタップしたときの例
スマホで電話番号のリンクをタップしたときの例

パソコンなど電話以外の端末では、代替え方法が提示されます。
例えば、Macのブラウザで電話番号のリンクをクリックすると次のようなFaceTimeによる発信をするかが表示されます。

Macのブラウザで電話番号リンクをクリックしたときの例
Macのブラウザで電話番号リンクをクリックしたときの例

メールのリンク

メールのリンクは、href属性に「mailto:メールアドレス」の形で記述します。

HTML コード例

<div class="btn_area">
  <p class="btn"><a href="tel:080-0000-0000">電話</a></p>
  <p class="btn"><a href="mailto:info@gray-code.com">メール</a></p>
</div>

このリンクをタップ(もしくはクリック)すると、スマホやタブレットでは使用するメールアプリの選択ウインドウが表示されます。

スマホでメールのリンクをタップしたときの例
スマホでメールのリンクをタップしたときの例

パソコンでは、デフォルト設定されたメーラーが起動します。

PCのブラウザでメールのリンクをクリックしたときの例
PCのブラウザでメールのリンクをクリックしたときの例

宛先のメールアドレスを複数指定する

メールアドレスは複数指定することができます。
次のように「,」で区切って指定します。

宛先のメールアドレスを複数指定する例

<div class="btn_area">
  <p class="btn"><a href="tel:080-0000-0000">電話</a></p>
  <p class="btn"><a href="mailto:info@gray-code.com,info2@gray-code.com">メール</a></p>
</div>

この例では「info@gray-code.com」と「info2@gray-code.com」の2つを指定しました。
同じ形式で3つ、4つと指定することもできます。

複数の宛先が設定されている例
複数の宛先が設定されている例

CcやBccを設定する

通常の宛先のみではなく、CcやBccも設定することができます。
その場合は、URLのGETパラメータと同じ形式で「?」や「&」を使って指定します。

CcやBccを指定する例

<div class="btn_area">
  <p class="btn"><a href="tel:080-0000-0000">電話</a></p>
  <p class="btn"><a href="mailto:info@gray-code.com,info2@gray-code.com?cc=test@test.com&bcc=test2@test2.com">メール</a></p>
</div>

通常の宛先の後ろに、「?cc=test@test.com&bcc=test2@test2.com」と追記しているのがCcとBccです。

CcやBccを指定した例
CcやBccを指定した例

通常の宛先と同様に、CcとBccも「,」で区切って複数指定することが可能です。

CcやBccを複数指定する例

<div class="btn_area">
  <p class="btn"><a href="tel:080-0000-0000">電話</a></p>
  <p class="btn"><a href="mailto:info@gray-code.com,info2@gray-code.com?cc=test@test.com,test3@test3.com&bcc=test2@test2.com,test4@test4.com">メール</a></p>
</div>
CcやBccを複数指定した例
CcやBccを複数指定した例

メールのタイトルや本文を指定する

宛先の他に、タイトル(表題)や本文のメッセージも指定することができます。

タイトルと本文を指定する例

<div class="btn_area">
  <p class="btn"><a href="tel:080-0000-0000">電話</a></p>
  <p class="btn"><a href="mailto:info@gray-code.com?subject=タイトル&body=本文に最初から入力する%0d%0aメールテキスト">メール</a></p>
</div>
タイトルと本文を設定した例
タイトルと本文を設定した例

このように、あらかじめテンプレートのように本文を入力しておくことも可能です。
なお、テキストの中にある「%0d%0a」は改行コード(CRLF)です。
このコードを入れることで、複数行の本文も指定できます。

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