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発行した方が良いの?個人番号カード
昨年から発行が始まった「マイナンバー」。ほとんどの方は手元に「通知カード」が届いたかと思います。しかし、「個人番号カード」を発行するかについては迷わっている方も多いのではないでしょうか。今回は、「通知カード」と「個人番号カード」の違いを見つつ、発行するメリットを考えていきます。
目次
通知カードと個人番号カードの違い
まずは昨年発行された「通知カード」との違いを確認しておきたいと思います。
通知カード | 個人番号カード | |
---|---|---|
カードの種類 | 紙 | ICカード |
記載内容(表) | マイナンバー(個人番号)、氏名、住所、生年月日、性別 | 顔写真、氏名、住所、生年月日、性別、臓器提供意思表示、電子証明書の有効期限欄 |
記載内容(裏) | マイナンバー(個人番号)、ICチップ | |
身分証明 | 不可 | 可 |
用途 | マイナンバーの証明 | マイナンバーの証明、オンライン申請、市区町村でのサービスを受ける(予定)、コンビニで各種証明書の取得(予定) |
発行手数料 | 無料 | 無料 |
注目したい点は発行手数料が「無料」ということと、身分証明書として使用できるか否かというところかな。
取得の流れ
僕は次の手順で個人番号カードを受け取りました。
受け取り場所は市役所。
- スマホを使って、通知カードと一緒に届いた紙に記載されているQRコード(またはURL)から発行申請フォームへアクセス
- フォームへ入力(顔写真もここで設定)
- 後日、発行通知ハガキを受け取る
- 上記ハガキに記載の場所へ、そのハガキと通知カード、印鑑、身分証明書(運転免許証など)、住基カード(持っている場合のみ)を持っていく
- 受取場所で「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の2種類のパスワードを設定
- 受け取り署名をして個人番号カードを受け取り完了
手順自体は特に難しいものではないのですが、パスワードが2種類あることにだけ注意してください。
設定したパスワードは忘れることを防ぐため、その場で紙に書いて受け取ることができます。
「署名用電子証明書」パスワードは英数字の組み合わせ(英字は大文字のみ)6字以上16字以下で設定します。このパスワードは個人番号カードを使ってe-Taxをする際にも使用するものになります。
「利用者証明用電子証明書」は4桁の数字を使って設定するパスワードです。住基カードを持っていた場合は、同じするものを設定することもできます。市役所員に確認したところ、こちらは2016年2月時点では使用する機会がありませんが、将来的に提供されるサービスにて認証用に使用するとのことです。
実際に受け取ってみた感想
受け取った翌日に、早速e-Taxを使った確定申告をしてみました。
使い勝手は住基カードと違いがありません。
パソコンとカードリーダーを繋ぎ、認証するだけです。
念のため注意することとして、個人番号を発行された方はe-Taxで住基カードを使うことはできません。
現時点ではe-Tax以外で使うシーンは無いかもしれません。
身分証明書としても使用できるので、もし運転免許証を持っていない方であれば便利ですね。
今後はコンビニなどで「住民票」や「印鑑証明」を取得できるようになるとのことなので、期待して待ちましょう。たぶん2016年中は無理そう…。
それ以外で良かった点としては、ペラペラな通知カードと違って「ちゃんとICカード」てことです。
個人的には嬉しいポイント。
発行のリスクについて
個人番号カードを発行するか迷っている人の中には、「個人情報が漏れるんじゃ…」と心配されている点を一番耳にします。
たしかに、パスワードが漏れてしまった場合は大変危険です。
そこがどうしても気になるという方は、通知カードのままにして発行を見送る形もありでしょう。
ただし、現時点では良くも悪くも使える範囲がかなり限られているので、万が一パスワードが漏れても影響範囲は限定的です。
2017年以降は、年金をはじめとした個人情報を参照できるようになるので(予定)、パスワード管理はより意識しておくべきでしょう。
ちなみに、パスワードは市役所などですぐに変更可能です。
個人的には、インターネットを活用した便利な社会に適用する意味でも、早めに個人番号カードを取得して「管理に慣れる」ことは大切だと思っています。
マイナンバーの導入が強引に行われたように、ずっと避けていることは不可能です。
結論
発行してみた感想としては、「発行して良かった」と思っています。
個人事業主の方であれば、e-Taxで使えるので発行しておいて損はないでしょう。
発行は無料ですし、今なら受け付け窓口も空いています。
むしろ、今後のサービス展開を進めていくためにも、迷っている方は積極的に発行して頂きたいと考えています。
手順も簡単なので、気が向いた時にでもいかがでしょうか。
交付申請については個人番号カード公式サイトに詳しく記載されています。
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