独自SSLとは?
別名「SSL証明書」などと呼ばれます。
サーバーと利用者の端末(パソコンやスマホ)の間で行われる通信を暗号化します。
また、サーバーの存在自体も証明されます。
この2つの理由から、独自SSLが導入されていると、利用者は公式のサービスを受けている安心感を得ることができる、という仕組みです。
導入するメリット
次に、実際に独自SSLを導入することのメリットをより具体的に紹介します。
利用者の安心感が増す
安心感については先ほど触れましたが、具体的にどういうことか説明します。
ホームページを運用していると、お問い合わせフォームのような氏名やメールアドレスなどを入力するページを持つケースは多いのではないでしょうか。
場合によっては、会員専用ページや予約システム、購入システムが入っているかもしれません。
もし該当するのであれば、基本的に導入必須です。
最近は個人情報の入力に敏感な人も多く、SSLが使われているかを見ていることも多いようです。
ブラウザのURL部分に鍵マークがついているか、文字が緑色になっているか。
これらを割と自然に、もはや無意識レベルでチェックしています。
そもそも、利用者のセキュリティを本当に大切に考えているなら必ず導入するべきです。
利用者はもはや常識のように「安心して使える」と考えています。
それはある意味、独自SSLで守られていて当たり前とも言えるのではないでしょうか。
昨今、企業の個人情報漏洩に関するニュースをよく見かけます。
国内で記憶に残っているのはSONYやベネッセ、海外でもTwitterなど有名な企業で相次いでいます。
Facebookマーク・ザッカーバーグ氏のSNSアカウントが漏れる事件さえありました。
このように大企業はニュースになりますが、中小企業やそれ以外の場所でも同様の事件は無数に起きています。
そのため、個人情報の扱いについては可能な限り万全を期すことが求められているのです。
SEOにも好影響
「うちは個人情報の入力とかないから必要ないや」
もしかして、そう思いませんでしたか?一理あるとも言えますが、ちょっと待ってください。
しかし、独自SSLはSEOとしても価値があります。
GoogleはSSLで守られたページを優先して表示することを公表しています。
HTTPSをランキングシグナルに使用します - Google ウェブマスター向け公式ブログ
理念として「インターネットは安全に使えるべきである」ということがあるようです。
確かに、独自SSLで証明されたサーバー(ホームページ)の方が信用されることも頷けます。
もしGoogleのSEOを意識していたら、やはり導入必須です。
サーバーによって異なる導入方法
独自SSLを導入することのメリットを理解したところで、早速導入を検討していきましょう。
導入方法は利用されているサーバーの種類によって異なります。
もし、ここまで読んできても独自SSLが必要ない場合は、ここから先はスキップしてください。
別のページへ移動するか、作業を再開してください。
レンタルサーバー
サーバー会社のレンタルサーバーサービスを利用しているタイプ。
この場合は、サービスに対応した独自SSLの中から選ぶ必要があります。
これは会社により様々で、1種類のときもあれば複数の中から選べたり。
そもそも対応していない場合もあります。
サーバー会社のサービスで導入の申請も簡単になっていることが多いです。
その代わり、基本的には料金は他のサーバータイプと比較して高めかもしれません。
詳しくは利用しているサーバー会社のホームページで契約プランを確認するか、問い合わせてみてください。
専用サーバー
サーバーのハードウェアだけ借りて、ソフトウェアは自分で管理しているタイプ。
こちらの場合はどんな独自SSLでも使用できます。
ただし、全てを手動で進める必要があるため、サーバーの知識が必須となります。
クラウドサーバー & 自社サーバー
専用サーバーと同様、どんな独自SSLでも使用できます。
導入についても手動で進める必要があります。
以上のことから、レンタルサーバーの場合は基本的に選べる種類に制限があり、それ以外の場合は自由です。
例外があるかもしれませんので、導入前には必ずサーバーを確認しましょう。
今回はここまでです。次回は専用サーバーでの具体的な導入手順をみていきます。
独自SSLを使う意味がイマイチ理解できていなかった方、導入を検討していたけど保留のままだった方、この機会に導入してみませんか?