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WEB制作
webクリエーターとしての道 vol.5
前回の「再就職時代」に引き続き「個人事業主時代」をお届けします。今回は、個人事業主としてスタートした2014年1月以降のお話。
目次
個人事業主時代
前回のレポートでは、web制作を学びなおすために勤めていた会社を、2013年いっぱいで退職する運びとなりました。
年が明けて2014年。個人事業主としてスタートです。
僕の場合は会社の繋がり、またはランサーズといったクラウドソーシングでお仕事を頂くことができ、開業の時点では営業活動をする必要がありませんでした。
継続発注を頂けるようにもなり、現在までなんとか進んでくることができたように思います。
受託制作から運用へ
個人事業主になってから今年で3年目になりますが、web制作について大きく考え方が変化しました。
それは、制作よりも運用の重要性が大きいこと。
今までは主に受託開発のみだったのですが、今あるサイトの運用・改善や改修をする機会が増えてきています。
今は多くの企業が自社サイトを持つことが当たり前になっているので、当然の流れと言えます。
その時に必要なのは「作るスキル」とは別に、運用の中で集められたデータから目的を効率良く達成するための「改善スキル」です。
改善を考えるにあたっては、運用解析ツールを使いこなすだけでは不十分で、企業が提供する商品・サービスを知ること、ターゲットとなる顧客を知ることなど、企業自体についての理解も必要になってきます。
ただ「カッコイイ」や「今風」にするだけの改善は意味がありません。
そのことに気づくと同時に、幅広い専門性が必要であることも思い知ります。
プログラミングなど特定のエキスパートよりも、Web活動全般を支えられるジェネラリストのような担当者。
例えば、僕の場合はこれまでシステム構築やコーディングをメインにやってきた経緯があるため、最も得意な分野はシステム構築です。
しかし、制作全般に携わる機会を頂けるようになってくると、システム開発はあくまで一部でしかありません。
新しくサイトを作る場合は企画からデザインまでも行いますし、運用においてはアクセス状況の数字をもとに改善案を出していく必要があります。
もちろん、プログラミングスキルを極めてエキスパートとなり、システム開発の案件のみに絞る道もあるでしょう。
ただ、僕はそこだけではなく、web関連で困っている方がいたら全般的にサポートをしていきたい。
個人になってから制作を続けていくうちに、そんな気持ちを強く持つようになりました。
その結果、システム開発だけに拘らず名刺作成やポスター・チラシなどの制作も行い、サイトのデザイン案を作ることも、アクセス解析を行うこともあります。
自分でやることを制限するのではなく、依頼されたことに幅広く対応していくスタンスです。
当サイト「GrayCode」も、そんな思いのうちに作ったものの1つです。
自分の今までの経験や知見が、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない。
誰かが何か分からないことがあり困っていたら、少しでも参考になる情報を届けたい。
そのために、しっかりと時間をかけて、内容を考えながら日々記事を書いています。
1日1記事ずつと地道ですが、1人でも多くの人の役に立てたらと思います。
同時に、当サイトは多くの人に見て頂けるものにしたい気持ちも強くあります。
0から始めて多くの人に読んで頂けるサイトへ育てることができたら、それ自体も実績となるからです。
もし、自社のサイト運用を任せる人が、育てることに対してノウハウや実績がなかったとしたら、それは不安に感じるはずです。
むしろ頼りない。
運用を軸に進めていきたい身としては、この「サイトを育てる」という実績は必須なのです。
これからも続く道
学生時代から綴ってきた「webクリエーターとしての道」も当記事で最終回となりました。
これまで、いかに多くの人々と関わることで今の自分があるかを改めて実感しています。
Web制作に関するスキルについても、誰かの役に立つものを作りたい気持ち、そしてその機会があったからこそ、積み上げてこれたように感じます。
今こうして記事を書いている現在も個人事業主として続いています。
何かのご縁で関わることのできた人たちに感謝しつつ、これからも活動して参ります。
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