BLOG

最終更新日:
公開日:

WEB制作

HTML&CSSコードを改善するメリット

HTML&CSSコードを改善するメリット

あなたのサイトのHTMLとCSS、健全でしょうか。多くの人の手によって熟成されたスパゲッティコードになっていませんか?今回はHTML&CSSコードの改善について、そのメリットを解説していきます。

目次

Webサイトを内部から支える大黒柱

サイトにおいて重要なものはコンテンツ。これは事実ですが、サイトの「骨」となるHTML&CSSコードも非常に重要です。コンピューターはコードを頼りに、どんな内容のサイトかを理解していくからです。

健全なHTML&CSSでコーディングされていることの具体的なメリットは次の3つ。

検索結果の表示に影響する

Googleの検索結果ページには、指定したHTMLタグの内容が表示されます。ポイントとなるのはhead要素内の内容です。

検索結果の表示例

検索結果の表示例

例えばこちらの図であれば、Googleの検索結果にはtitle要素が「ページ名」として、meta要素のdescriptionが「ページの説明」として表示されています。Yahooの検索エンジンでも同じです。

FacebookやTwitterなどのSNS共有でも、head要素内のmeta要素に書かれた情報から表示を行います。そのため、少し細い部分ではありますが、伝えたい情報は正しいHTMLでしっかりと記述する必要があります

SEOに効果がある

正しい文法に則ったHTML、CSSで記述されたサイトは、Googleの検索エンジンからも高評価を獲得できます。一方で、誤った構造は評価が得られず、さらに悪意があると判断されてしまった場合、検索の表示順位にも大きく影響することがあるので注意が必要です。

さらに厳密にいうと、ただ単にHTML的に正しい文法のみではなく、SEOとして望ましい構造があります。少し別のノウハウになってきますが、これを知っていればHTMLマークアップの時点から、SEOに強い体質をもったサイトにすることができます。

メンテナンスが楽になる

正しい構造を持つHTMLコードは、HTMLを知っている人から見ると意図が理解しやすく、読みやすいコードになります。そのため、3ヶ月、半年、1年と時間が経っても、コードを見れば構造をすぐに理解し修正できるため、サイトを修正したいときにスムーズに対応することが可能です。メンテナスの効率が良くなると言えます。

HTML&CSSチェックツール

HTMLとCSSがそれぞれ正しい記述か、簡単に調べるツールがあります。まずは自分のサイトのURLをコピペして試してみてください。

W3C Markup Validation Service

W3C(World Wide Web Consortium)はWebで使用される技術の標準化を推進する非営利団体。HTMLやCSSの仕様を決めている組織のため、ここから提供されているHTMLとCSSの構文チェックツールは信頼性が高いです。

リンクMarkup Validation Service – W3C
チェック方法:URL指定、ファイルアップロード、ソース貼り付け

W3C CSS Validation Service

上記のCSSバージョン。こちらも信頼性が高く、正しい文法でCSSを記述できているかを簡単にチェックすることが可能です。

リンクCSS Validation Service – W3C
チェック方法:URL指定、ファイルアップロード、ソース貼り付け

Another HTML Lint

こちらも有名なHTML構造のチェックツール。結果を得点形式で表示してくれるため、非常に分かりやすい。

リンクAnother HTML Lint
チェック方法:URL指定、ファイルアップロード、ソース貼り付け

全てのツールにおいて完璧な評価を狙う必要は必ずしもありません。しかし、もしツールでチェックしてみて気になる部分があったら、できるだけ早く修正しておきましょう。

Note

サイトにFacebookの「Likeボタン」など、SNS関連のパーツを埋め込んでいる場合はチェックツールに引っかかってしまうことがあります。しかし、こういったパーツは設置されていたほうが閲覧者にとっても便利です。この部分は検索エンジンに対しても影響はほとんどありませんので、割り切って諦める姿勢で問題ないでしょう。

堅実に正しく記述することがベスト

ものすごく普通のことですが、構文を理解していれば正しいコードを書くことが可能です。逆に言えば、構文を十分に理解していなければ中途半端な形だけのコードになってしまいます。

例えばHTMLであれば、開始タグと終了タグの組み合わせが正しいか、必須の属性は指定されているか。「ブロックレベル」や「インラインレベル」に則った構造になっているかなど、地味ではありますが遵守すべきルールがたくさんあります。CSSも同じようにルールがあります。

ブラウザで見ているだけでは分かりづらいかもしれませんが、HTML&CSSコードは確実にサイト自体の価値に直結していきます。
心当たりのある方は、この機会にコードを整理してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事は役に立ちましたか?

ありがとうございます。
もしよろしければ、あわせてフィードバックや要望などをご入力ください。

コメントありがとうございます!
運営の参考にさせていただきます。

前のページへ 一覧に戻る 次のページへ