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WEB制作
失敗しない!ベストなレンタルサーバーを選ぶポイント
ホームページを運用する上で欠かすことのできないサーバー。自身(自社)で直接サーバーを管理していない場合、通常はどこかから借りてくることになります。今回はこのレンタルサーバーを選ぶ上で、重要なポイントを解説します。
目次
長く付き合うレンタルサーバー
ホームページは通常、24時間年中無休で公開されています。誰でも、いつでも、どこからでも見られるようになっている状態です。ということは、ホームページが置かれているサーバーも常に動いている必要があるということです。そのように考えると、サーバーはホームページ運用に無くてはならない、長く付き合っていく大切な存在です。
だからこそ、レンタルサーバー選びは失敗できません。最適なレンタルサーバーのタイプを選ぶこと、コスト・機能に納得できることが重要になります。「安いのでいい」と安易に決めてしまうと、後々面倒な問題が起こりかねません。
まずはレンタルサーバーにはどのようなタイプがあるか見ていきましょう。大きく分けて、次の3タイプがあります。
- 共有サーバー
- 専用サーバー
- クラウドサーバー
これらのタイプについて、それぞれの特徴を見ていきます。
共有サーバー
最もコストが安く、お手軽に使うことのできるサーバーです。
名前に「共有」とつく通り、他の人と1台のサーバーを共有する形となります。簡単に言えばマンションの1室を間借りするイメージです。自分の場所を間借りし、その範囲でホームページを運用していく形となります。
当然ですが、自分のスペースのみ利用することができます。そのため、他の人のスペースをいじったり、逆にいじられたりすることはありません。
ただし、1台のサーバーを共有している事実があるため、例えば他の人のホームページにアクセスが集中していたり、動作の重いプログラムが走っていたりすると、自分のホームページも動作が遅くなるといった影響を受けることがあります。最近はこの現象を抑えるために、限度を超えて重いアクセスがある場合は割り当てるリソース(処理能力)を制限し、制御していることがあります。
他のタイプに比べ、サーバーの設定できる自由度が低いことも特徴です。その分、使いやすいコントロールパネルが用意されていたり、WordPressなどのCMSを簡単に始める機能がついていたりします。この辺りの提供されているサービスは企業によって様々です。
以上のことから個人用途や試験的に使ってみる場合にはリスクも少なくお勧めできますが、ビジネスで長期間使う場合にはお勧めできません。
有名なのはXサーバー、さくらインターネットのレンタルサーバー、ロリポップなど。それぞれ特徴があり、Xサーバーは高機能で安定性が高い、さくらインターネットはコントロールパネルが使いやすく料金と機能のバランスが取れている、ロリポップは低価格といった具合です。コストや機能など、重視するポイントで判断していきましょう。
専用サーバー
1台のサーバーを丸ごと借りるサーバーです。
先ほどの共有サーバーがマンションの「間借り」とすると、こちらは「1棟丸ごと借りる」イメージです。サーバーを独占して使用することができます。そのことから、長期で使用するにあたってセキュリティや安定性の面で優れています。その代わり、コストは高くなります。
他の人が利用することがないため、細かいところまで設定を行うことができます。長期での使用が前提でこちらのタイプか、次のクラウドサーバーを選択することをお勧めします。
有名なのはさくらインターネットの専用サーバー、カゴヤのレンタルサーバーなどがあります
クラウドサーバー
最近話題となっているクラウドサーバー。仮想サーバーを借りる形となり、物理的に1台のサーバーを借りるものではありません。使い勝手としては、上記の専用サーバーと同じで、1台丸ごと利用することができます。
クラウドサーバーの良いところは、必要な機能だけを借りることができるため、専用サーバーと同じように使用できるにも関わらずコストを抑えられることです。その代わり、どのぐらいの容量が必要か、どれぐらいのアクセスを処理できるかを予め想定し、実運用の中で調整していく必要があります。ある程度、サーバーに関する専門的知識を持っている必要があります。
有名なものはamazonのAWS、さくらインターネットのクラウド、ファーストサーバのZenlogicなどがあります。
要望でさらにサーバーを絞る
上記の3タイプから最適なタイプを選んだら、要望で絞り込んでいきます。例えば次のような軸で要望が出てくるかと思います。
- ランニングコスト(初期投資)
- 機能
- 容量
- 評判
長期間になるのでコストは重要です。「年」単位だと金額もそれなりに。初期設定費用がかかることもあるため、忘れずに確認しましょう。
次に機能と容量。運用していて容量が足りなくなってしまったり、機能が不足していてSSLやホームページの設定が噛み合わなかったり、といったトラブルが発生することがあります。
最後に、「評判」もかなり重要です。「サポート対応が悪い」「アクセスが重くなる時間帯がある」「コントロールパネルが使いにくい」など、運用して気がつくことが結構あります。僕も個人的にいくつかあり、絶対にお勧めできない会社があったりします。インターネットでググると嘘も混じっていて信憑性のある情報を探すのが大変なので、身近にいる方に聞いて情報を集めるのがベスト。もちろんお問い合わせ頂きましたら、最適なお勧めレンタルサーバーをご紹介します。
要望に近いサーバーを2・3個まで絞り込めたら、要望の中で特に重要なものを考え、それを基準にして最終的に1つへと絞り込みます。
以上、失敗しないサーバー選びのポイントでした。
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