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インプット
「SCOOP!」を観た
2016年10月10日「体育の日」。少しは休日っぽいことしようと思い立ち、気になっていた「SCOOP!」を観てきました。ネタバレはありません。
目次
福山雅治がカッコいい & 二階堂ふみが可愛い
簡単にあらすじだけ紹介します。
福山雅治が演じる「静(しずか)」はフリーカメラマン。とある出版会社の雑誌編集部と組んで、その日暮らしをしている通称「中年パパラッチ」。そこへ、二階堂ふみ演じる記者「野火(のび)」が部署異動してきて、研修を兼ねて静の助手になることに。現場で仕事するのが一番勉強になる!という完全体育会系のノリです。笑
静は主に芸能関係のスクープをすっぱ抜くカメラマン。週刊誌とかでよくある、芸能人の恋愛沙汰とか、政治家の実態を暴くような記事の写真を撮っています。そこへ助手の野火と共に、現場に潜り込むというスリルある仕事風景が描かれています。
欲望のままに過ごす毎日
静の日常は、基本的には欲望に忠実。タバコを吸いながら仕事して、お金稼いで、風俗行ってセックスして。そしてたまには飲みに行ったりも。非常にありのままというか、「素」で生きている感じ。この人間味ある暖かさが見ていてなんか心地良い。
しかしそんなある時、静がふと「いつか何者かになると思ってた」みたいなことを言うシーンがあるのですが、これは結構グサッときます。同じ社会人として。
仕事を続けていれば、頑張っていれば何者かにはなれると思っていた。けど、実際には何歳になっても、何者にもなれていない自分がいる。それでも、いま自分にできることを続けていくしかない。そんな、ちょっと昔イメージしていた自分とは違うような、それでも現実を噛み締めて、必死に生きていく想いが伝わってきます。
見所
あと個人的に印象的だったところは「車」「家」「ファッション」でした。
静が乗っているベンツのGクラス。あの四角い実用的なSUVで、都会を疾走するシーンはハラハラするけどカッコいい。車が欲しくなる…。Gクラスは中古でも十分高い。
そして家。劇中で静の住んでいる家が出てきますが、日本では珍しい土足で上がるアメリカスタイル。荒っぽい性格を象徴していますが、この飾らない感じが良いです。部屋は正直普通だけど、不思議と住みたくなる引力があります。
最後にファッション。これは静ではなく、野火のファッション。シーンが変わるごとに、野火の服もコロコロ変わります。超可愛い。二階堂ふみマジックもありますね。
最後に
半年ぐらい前に劇場予告で知り、ずっと観たいと思っていた映画でした。その分期待値が上がっていたからか、ちょっと普通だったかなーという感じ。普通に面白くて、オススメはできる映画です。でも1つだけ厳しいことを言うと、観るのは映画館じゃなくても良いかもしれません。DVDのレンタルとか、ネット配信とか。内容は面白いけれど、劇場のスクリーンで見るメリットまではちょっと分からなかった、そんな映画でした。
福山雅治は文句なくカッコいい。二階堂ふみは圧倒的に可愛い。それだけは揺るぎません。