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結核治療の経過(半年)
結核性胸膜炎と診断され、治療を開始してからもうすぐ半年になります。ここまでの経過と、これまでに掛かった治療費について。
目次
治療開始からもうすぐ半年
結核と発覚し、呼吸器系の病院に入院したのが4月の中旬のこと。幸いにも薬のアレルギーが出ず、約2週間後の29日に退院することができました。その後も服薬は続けており、通院もしています。
10月15日でちょうど半年。同じように結核と診断された方、結核疑いのある方へ、少しでも参考になる情報をと思い、治療の経過や半年間の実際にかかった治療費をまとめました。
結核が発症したときの経緯、入院と治療方法、退院した直後までの費用感については前回の記事「結核を発症したお話し」をご覧ください。
治療の経過
改めて、ここまでの経過をまとめます。
- 3月2週目〜4週目 – 胸に違和感。でも病院には行かず
- 4月4日 – 総合病院へ診断。詳細な検査が必要ということで専門病院への紹介状を頂く
- 4月6日 – 紹介状を持って、呼吸器系の専門病院へ。診断し、「結核性胸膜炎」の疑いだと判明
- 4月14日 – 検査結果を聞きに再度専門病院へ。「疑い」は変わらず。入院して治療しながら様子みることに。
- 4月15日〜29日 – 入院。検査をしながら、服薬のみの治療を行う
- 5月12日 – 退院後、初の外来。検査して経過をみる
- 5月26日 – 外来。検査して経過をみる
- 6月13日 – 外来。検査して経過をみる
- 8月25日 – 外来。検査して経過をみる
- (予定)10月27日 – 外来。検査して経過をみる
流れを要約すると、3月は異変に気付き、4月は病院での検査&入院、5月以降は通院となっていることが分かります。
僕の場合は薬のアレルギーが強く出なかったため、おそらく入院〜退院が最短期間です。退院後の通院も特に以上なく、今のところ経過は順調。今では2ヶ月に1回の通院になりました。
最後まで「結核疑い」でしたが、治療の成果はあったので結核で間違いないと思います。
ここまでの治療費
今まで病院から受け取った領収書を全て取っておいてあるので、検査とか治療に掛かった費用をまとめます。
日付 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
4月4日 | 総合病院での検査。CTスキャン、血液検査、胸部レントゲン | 8,770円 |
4月6日 | 血液検査、胸部レントゲン、胸水の摂取 | 16,920円 |
4月14日 | 尿検査、血液検査、胸部レントゲン | 220円 |
4月15日〜29日 | 入院(食費含む) | 76,330円 |
5月12日 | 通院(外来)での検査。血液検査、胸部レントゲン | 1,090円 |
5月26日 | 通院(外来)での経過確認。医療保険の書類作成。 | 5,400円 |
5月26日 | 1ヶ月分の薬(6種) | 560円 |
6月23日 | 通院(外来)での検査。血液検査、胸部レントゲン | 1,090円 |
6月23日 | 2ヶ月分の薬(4種) | 860円 |
8月25日 | 通院(外来)での検査。血液検査、胸部レントゲン | 1,190円 |
8月25日 | 2ヶ月分の薬(4種) | 760円 |
全合計: 113,190円
<内訳> 入院:75,070円、外来:32,750円、医療保険の書類作成:5,370円
入院直後に、文芸美術国民健康保険へ連絡をして急遽「限度額適用認定証」を発行して頂きました。そのため、入院のあった月は本来およそ125,000円だったのですが、そこを上記の76,330円に抑えることが出来ました。これが大きかったです。
さらに、入院1日あたり1万円の医療保険に入っていたため、15日の入院で15万円を受け取ることができましたので、上記の費用と通院時の車のガソリン代、入院時に必要なものを揃えた費用を加味すると、トントンといった具合です。ただこの後も通院はしなければならないため、そこまで含めて考えると余裕のマイナス。
それでもこの程度に抑えらえれているのは、結核の場合は医療費が3割負担ではなく5%負担だからです。肺結核などで排菌していた場合は0%負担(食費や薬の一部代金はかかります)です。これがかなり大きい。
まだまだ続く治療
以上が、結核治療の経過と掛かった費用でした。
繰り返しますが、僕の場合は「胸膜炎」だったため排菌がなく、かつ薬のアレルギー反応も大きく見られなかったため、治療費も少なく済んだパターンだったのだと認識しています。
厳密にいうと、薬のアレルギー反応は全くなかったわけではなく、ピラマイドの作用で尿酸値が上がり、足の親指が痛風のように痛む症状はありました。その症状を抑えるため、4月下旬から6月中旬まで「フェブリク」を服薬しています。
それでも、もっとアレルギーが顕著に出ていたら入院期間が延びていたと思いますし、通院の頻度も変わってきたのではないかと思います。
今後も通院は続きますので、引き続き経過を報告していきます。
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