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コーヒーの味の違いを探る:グアテマラ アンティグア

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グアテマラシリーズのうち、いよいよラストの「グアテマラ アンティグア」。同じアンティグア地域で採れた「カシ シエロ」との違いは分かるのか、比較しつつ感想をご紹介します。

コーヒーの味の違いを探る:グアテマラ アンティグア

3つ目のグアテマラ

前回のグアテマラ カシ シエロに引き続き、今回もグアテマラ。

グアテマラ ウエウエテナンゴ」、「グアテマラ カシ シエロ」と続き、こちらが最後となるグアテマラ。
今回は新しいラインナップではなく、以前から店頭でもよく見かけるコーヒー豆です。

産地はカシシエロと同じアンティグア地域。

アンティグア地域の場所
アンティグア地域の場所

以前、スタバリザーブの方で「グアテマラ フロール デル ロザリオ」という豆がありました。
なのでグアテマラはウエウエテナンゴ地域とアンティグア地域の他でもコーヒーが作られてるはず。
1つの国の中から産地を調べるだけでも楽しそうです。

「グアテマラ アンティグア」について

とりあえずパッケージを開封。
煎り具合はMediumらしい色付きで、むしろ少し深め寄りな印象を与えます。

ミルで挽く前のコーヒー豆
ミルで挽く直前のコーヒー豆

続いて、スタバの公式サイトより豆の特徴を確認。

  • コク - MEDIUM
  • 酸味 - MEDIUM
  • 加工法 - 水洗式
  • 生産地 - ラテンアメリカ
  • 風味のキーワード - ココア、かすかなスパイス感
  • 相性の良い風味 - チョコ、ナッツ、キャラメル、りんご

上品で洗練された味わい。
チョコレートやかすかなスパイス、レモンを感じる上品な酸味が幾重にも重なる複雑ながらもエレガントで洗練されたコーヒー。
火山に囲まれた100年もの歴史を誇るグアテマラ アンティグア地方の農園は、すばらしいコーヒーを栽培する生産地としてよく知られています。

スターバックス公式サイト「スターバックス グアテマラ アンティグア」より

こちらの紹介文だけでもめちゃくちゃ美味しそう!!

カシシエロと同じ「ココア」が風味になっています。
産地が近いからか、もしかしたら特徴も似ているかもしれません。

テイスティングの感想

今回もいつも通りフレンチプレスで淹れました。

香りを嗅ぎつつ、いざテイスティング。

ズズズ。

...
......
.........

まず香り。
これがなかなかに渋い。

味は酸味があって、後からちょっとだけ甘みがやってきました。
香りとは裏腹に、苦味は弱め。
ただ、後味に苦味が残ります。

「ブラック派だけど苦味は弱めで、コクを味わいたい」という時に良い豆になりそうです。

少量の牛乳(コーヒー95、牛乳5ぐらい)を入れると、酸味や後味の苦味が消えてグッとマイルドになります。
牛乳の臭みも出ないので美味しいです。

以下、感想のダイジェスト。

  • 香りは渋い(苦そうな印象)
  • 口の中にもスモーキーな香りが広がる
  • 酸味があり、少し経つと甘みが出てくる
  • コクはあるが苦味は少ない
  • 後味に苦味が残る
  • 牛乳を入れると、ブラックの時に感じた酸味と甘みが柔らかくなって飲みやすくなる。後味の苦味も弱まる

香りが渋く、コクもあるのでグアテマラシリーズの中では一番シックな印象です。
華やかさなウエウエテナンゴ、カカオの香りがするカシシエロ、シックなアンティグアといったイメージ。

以上、グアテマラシリーズでした。
全ての豆で「ほのかな甘み」が感じられたのが新しい気づき。
どの豆も苦味が少ない割りにコクがあって飲みやすいと思います。

全てコクがあった豆だったので、そろそろ浅煎りの酸味がある豆が飲みたくなりました。
次は酸味のある軽めの豆に行ってみます。

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