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「未来を変える 情報の呼吸法」を読んだ

「未来を変える 情報の呼吸法」を読んだ

本書はジャーナリスト/メディア・アクティビストとして活動されている津田大介さんの著作。情報が爆発的に増えた環境の中で、「情報」が持つ本来の価値を見直しながら、いかに自分にあった情報収集&発信を行うかについて書かれた一冊。

目次

あらすじ

本書は4つの章に分かれ、次のような構成となっています。

  • 第1章 – メディアの移り変わりの様子を、著者自身の経験をもとに解説
  • 第2章 – 情報が供給過多の時代における、自分なりの情報収集方法(インプット法)を考える
  • 第3章 – 主にネットを使った、自ら情報発信をする方法(アウトプット法)を考える
  • 第4章 – 情報を通して人との繋がりを作り、価値ある関係を築いていく

第1章

まずは「情報」の持つ価値や役割を改めて確認しつつ、著者自身の経験をもとに、人々が情報を得るためのツールとして活用されてきたメディアの移り変わりについて振り返っていきます。第1章を読むだけで、新聞、テレビ、雑誌といったアナログなメディアから、インターネット登場以後のホームページ(Webメディア)、ブログ、ソーシャルメディアといったデジタルメディアが主流になってきた、現在までの流れを掴むことができます。

著者自身が一貫して情報を発信する活動を続けてきていることもあり、情報を発信するためのメディアの形についても詳しく触れている点がポイントです。メディアを通じて情報を人々に伝えるまでの一連の流れ、届けるための仕組みや工夫は、情報を発信する立場の人にとっては何かしら参考になる内容かと思います。

第2章

こちらの章は情報のインプット方法について。最近はインターネットを使って情報を仕入れることが当たり前になっていますが、本書では書籍や人(専門家など)といったオフラインも含めて、バランス良く吸収するスタンスを勧めています。

簡単なイメージとしては、まずスピードの速いインターネットから様々な情報を仕入れ、そこからさらに興味のある部分を掘り下げるために「本」を読んだり、その分野について詳しい人から意見を聞く、という形です。インターネットよりも信頼できる情報が凝縮された本や、信用のある人に話しを聞くことは、自分で手探りに知識を掘り下げていくよりは体系的に知識を得ることができる可能性が高いので合理的。

ただ、最初の「インターネットから情報を仕入れる」という時点で幅が広過ぎて、どこから仕入れればいいのか判断が難しいことも事実です。そこで本書が提案しているのは「人」を軸にする方法。情報源を「媒体」から選ぶのではなく、自分が信用できる「人」から選びましょう、ということです。パッと浮かぶのは著名人、もしくは知人ですが、最近は多くの人がツイッターなどのSNSなり、ブログなりを使っていると思います。その人たちをフォローして、発言を日々チェックしてみる。

知ってる人だけだと情報が偏ってしまうので、現時点では全く知らない人についても、まずはツイッターで気軽にフォローしてみることを薦めています。例えば同じ業界や年齢が近い人。趣味や住んでいる場所が近いといった、何かしら自分と共通点がある人を探してみる。そのような人のツイートに触れることで、もしかしたら同じような問題・課題を抱えている、といった発見があるかもしれません。これは人を探すという一種のアンテナを張る作業なので、日々続けていく必要がありそうです。

第3章

こちらの章では自らの情報発信に価値があることに重きを置きながら、発信力(影響力)をつける方法が紹介されています。

例えば、ツイッターでは「フォロワー数」が発信力を測る一つの基準になっています。そこで、フォロワーをガンガン増やしたいと考えいてる人も多いはず。しかし実際には思うように増えていかない…。ハッキリ言って僕もその一人です。

頭では、自分から価値のある情報(面白い情報)を発信していれば、自ずと見てくれる人も増えていくと分かっていても、実際にやってみるとうまくいかない。そもそも、自分の出している情報なんて大したことないんだなーと思ったり。そんな悩みは僕だけかもしれませんが、本書にはまだまだやれることがあったんだ、という気づきを与えてくれました。はてぶやツイッターなどのツールの使い方、それ以外にも発信する方法があることを紹介されています。

第4章

最終章では、2章・3章で触れてきた「情報」との付き合い方から発展して、情報を通じた人との繋がり方について考えていきます。この人との繋がりを、本書では「ソーシャルキャピタル(人間関係資本)」として紹介しています。ソーシャルキャピタルとは、経済資本とは関係なく、お互いにできること、知っていることを提供し合って支え合うような関係です。

そのため、意識高い系の人が大好きな「人脈」のように聞こえますが、ここでいう人との繋がりはギラギラした金銭的な繋がりのことではありません。様々な知識や経験を持った人が互いに助け合うという繋がりを指します。そのような繋がりが、ツイッターをはじめとしたSNSがあることによって簡単にできるようになりました。実際に会ったことのない人同士でも、この関係を築くことは可能です。

読後、自分が実践すること

「情報」との付き合い方について改めて考えました。

まず情報のインプットですが、完全にインターネットに偏っているので、意識的にバランスを取ってみます。普段から書籍(雑誌、専門書、ビジネス書)は目を通してきましたが、使い方としては知識の深掘りというよりも、インターネットと同じように興味のありそうな記事を探す程度でした。しかも新書がノーマークだったので、これから取り入れていきます。

そして個人的にどうしても苦手意識のあった「人」。いきなり「人間関係を広めよう!」というのも不自然な感じがするので、意識して人の集まる場所に足を運んでみたり、むしろ場所を作ってみることを始めてみました。夏というアクティブになりやすい季節だったのが幸いしています。

アウトプットの方では、まずこの記事を載せている「GrayCode」の改善を進めていきます。本来はWeb制作の技術に関係した情報を載せる場所として作っているので、HTMLやCSSといった基本的な部分の掲載含め、しっかりとした情報を提供できるよう作り込んでいきます。Web制作のみでなく、旅レポや書籍レビューも載せているので、拙い部分も多いですがまた気軽に覗いてみてください。
ツイッター(@koheiishido)もやっているので、ぜひフォローをお願いします。

ちゃっかり自分の宣伝を入れてしまいましたが、本書は「情報」との付き合い方を改めて考えるのに最適な内容となっています。文章量も書籍としては多すぎず、かなりサクッと読めてしまいます。情報が増え続けている今だからこそ、自分自身にあったインプット&アウトプットをもう一度考えてみませんか?

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